おはようございます。最近ダーツがマイブームになりつつありまして、二日連続でダーツ大会を開催しております。初日は思いっきり酔っぱらっていたのに、昨日はちょっとムキになりましてアルコールを抜いて挑戦してみました。なかなか上達しないけれど、まだまだこれからだぞってことで練習の真っ最中です。今、この時間は二日遅れでやってくるであろう筋肉痛との戦いの真っ最中です。さてさて、ダーツなんかに夢中になっているので本を読む時間がなかなかとれなくなっていますけど、昨日は角田光代の「ピンク・バス」を読みました。"ピンク・バス"と"昨夜はたくさん夢を見た"の中編二つが収録されています。
"ピンク・バス"は妊婦サエコのお話。妊娠して喜んでいるサエコのところにある日旦那の姉の実夏子がやってきて、居候していく。実夏子はピンク・バスがお迎えに来るまでいさせてくれという。
"昨夜はたくさん夢を見た"は中古レコード屋さんでアルバイトをしながらふらふらしているカオルの物語。カオルは大学受験のために友人に家庭教師をお願いしたにもかかわらず、それに飽きちゃってスキー旅行に勝手に行って、スキーもせずに一日中かまくらをつくっているような女の子。ある日恋人でもあり、仲間の一人でもあるイタガキが青森から帰ってくると今までと変わっていた。そしてインドに旅立ってしまった。
裏表紙風にあらすじをまとめてみましたけど、ぜんぜんおもしろくなさそうですね。これじゃコピーライターや編集者にはなれそうにないですね。というより、あんまり何をいいたかったのか理解できなかったってのが本音なんですけどね。
このブログを見ている友人にも最近おもしろそうな本読んでないねって言われちゃったしね。絶対この人の本は面白いってのはあるんだけど、新規開拓しようとしている今は自分に合わない本に出会うのはしょうがないかな、なんて今は自分を慰めています。
でも一つだけ、よくテレビでみる世界の天気なんてコーナーについての記述があって、こんなもん誰が必要とするのかしらなんてカオルは思っていたのだけれど、イタガキがインドに旅立ってからそればっかり気になってしまい、彼の現在の生活を想像するのに具体性を持たせるのに役立っているなんて描写があります。僕の友人は現在何人か海外に留学していたり遊びに行ってたりするのですけど、世界の天気を見るたびにそんな彼らの彼女らのいる場所に思いをはせていたので、共感できるところでした。
この本の解説を石川忠司という文芸評論家が書いているのですけど、"角田光代の'疲労感'について"というタイトルでこれがなかなかどうして、いわゆるセンター試験の評論文のような堅い感じの文章で、それでいて、学術論文とも体裁が違って、要するにあんたなにがいいたいのさってつっこみをいれたくなるような文章でした。こんな文章久しぶりに見たななんて、ちょっと嬉しくなってしまいました。
角田光代の本は前に「まどろむ夜のUFO」を読んだだけだけど、"昨夜はたくさん夢を見た"が一番好きな作品かななんて思っています。


























