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2008年06月12日

あの日、「ライ麦畑」に出会った-アンソロジー

「あの日、「ライ麦畑」に出会った」 角田光代 加藤千恵 久美沙織 桜井亜美 下川香苗 谷村志穂 中村航 野中柊 藤野千夜 前川麻子 横森理香 吉元由美

あの日、「ライ麦畑」に出会ったこんばんは。最近穀物の価格がすっごいあがっているみたいですね。人間にとってなくてはならないものなのに、どこまでこの世界は生きにくくなっていくのかしらね。きっとライ麦も価格高騰しているんでしょうね。ウイスキー好きは困っているでしょうね。幸い僕はウイスキーは苦手なのでいいんですけどね。ってビールだって焼酎だって価格があがっていますね。貧乏人からこれ以上お金を搾取するようなことはやめてもらいたいものです。

さて、「ライ麦畑」とはサリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」ですね。村上春樹訳がでて一時期話題になりましたね。この本、僕は一回だけしか読んだことがありません。しかも野崎孝訳でした。でも初めて出会った「ライ麦畑」はそれではなくて、原書でした。アメリカをバスで二ヶ月かけて一周したことがあって、バスの中で暇だろうからと、なんか本でも読めるかと思って買ったのがサリンジャーの「Catcher in the rye」。結局最初のページをひらいただけで、辞書を使って読むのがいやになっちゃってそのまま鞄の底にしまわれることになったんですけどね。それから何年も経ってから、一度ぐらいは読んでみないとね、ってことで読んでみたのですけど、大した感動を得ることもできず、まぁ雰囲気は初期の村上春樹作品に似ているなぁって感じでしたね。それから数年後に彼が翻訳するものがでるとは全く思いもしませんでしたけどね。

さて、そんな「ライ麦畑」に出会った頃のことを題材にいろんな作家さんがエッセイにしたのが、本書です。角田光代、中村航、谷村志穂なんかの文章が読みたくて買ったんですけど、「ライ麦畑」の感想というよりは当時の彼ら、彼女らの考え方の方が色濃くでていて、うんうん、そうだった。なんて思いながら読み進めることになりました。

その内容を一つ一つここで書くことはしませんけど、みんな十代の終わりには「ライ麦畑」に出会っているんですね。きっとその頃の方がこの作品にのめり込めるのかしれませんね。

僕はというば、日本でいやなことがあって、それから逃げるようにして一月後には機上の人になり、そのままバスでアメリカを一周するなんてことをしていました。一カ所に留まるのはせいぜい三日まで。移動手段は徒歩かバス。そんな風に歩き続け、動き続けて得たものといえば、帰るところは一カ所しかないってことかしらね。結局どこに逃げても自分からは逃げられないのだもの。

そんなことを考えながら、諦めた「Catcher in the rye」。本棚にあるそれは、そこにしまわれてからずっとタバコの煙を浴びつつ、僕と同じだけの年を過ごしてきたってことなんですね。

いつかもう一度手に取る日がくるのかしら。それまでに英語を辞書なしで読めるようにならないと。




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posted by kbb at 23:32 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | アンソロジー
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