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2008年06月25日

きいろいゾウ-西加奈子

「きいろいゾウ」 西加奈子

きいろいゾウこんばんは。最近なんだか、田舎に住みたいって欲求がでてきています。飽きっぽい僕は満員電車に飽きちゃったんでしょうかね。山が間近にせまるような景色を思い浮かべているんですけど、そんなところで何ができるってわけでもないんですけどね。自分が食べるぐらいのキュウリとトマトを育てて、ネギは掘り返さないようにしながら毎日少しずつ伸ばして、ジャガイモで一冬を越す。そうやって生きていくのが人間にとって一番幸せなんじゃないかしらって思うのは、きっとただの逃げなんでしょうね。

さて、MOWさんのおかげで出会えた、最近一押しの作家さん、西加奈子の「きいろいゾウ」です。最近新刊を二冊もだして結構波にのっている作家さんですよね。今回の舞台は田舎。長野の小布施あたりを想像したんですけど、実際はどこだったんでしょうかね。大阪弁をしゃべる二人だから、岡山あたりかもしれませんね。そんな田舎に住む夫婦二人の物語です。

奥さんは旦那のことをムコさんと呼ぶ。旦那は奥さんのことをツマと呼ぶ。その理由は是非本書を読んでください。そのエピソードで捕まったら最後まで止まることのない西加奈子ワールドに引き込まれること間違いないです。ツマとムコさんのお話が交互に組まれています。よくできていますよ。

西加奈子の作品を紹介するたんびに同じこと言っている気がしますけど、西加奈子ってほんとに周りのすべてが大好きなんでしょうね。それが証拠に、今回の主人公ツマはいろんなものの声を聞きます。野良犬やソテツ、クモや隣に住むアレチさん。まぁアレチさんは人間なので、声が聞こえるのは当然なんですけどね(笑)。

そんな風にツマの目を通して描かれた世界とムコさんの目を通して描かれた世界がいかにバラバラか。それなのに、いかに同じかってことが作品を通して語られていきます。そして、ところどころ挟まれるきいろいゾウの童話が最後に、ほっほーって感じでした。

こういう夫婦になりたい。そして夫婦でこんな生活がしたい。そんな風に思わせてくれる小説でした。西加奈子はきっと、素敵な恋愛を現在進行中な気がします。そうじゃなきゃこんな風に愛のこもった目で全てを見られるはずがないもの!




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posted by kbb at 22:39 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(1) | 西加奈子
この記事へのコメント
先を越されてしまった…。
くっそー。←気に入ってしまいました。(* ̄m ̄)

ワタクシは最近、どこでも住めるような気がしています。
余談ですけども。

「三ア亜記男性説」は、信用してはいけません。
信じるものは救われる!
思い込んだら著者近影画像も女性に見えるかもしれません。
でもやっぱりショックですよねぇー、男性だなんて。
Posted by MOW at 2008年07月11日 20:31
MOWさん。こんにちは。

くっそー。にもう一度出会いたくてぱらぱらとめくってみました。ちくしょーには出会えたけど、くっそーには出会えなかった(´・ω・`)ガッカリ・・・。

でもカンユさんの話し方にもう一度出会ってほんわかしてしまいました。

MOWさんもやっぱり三崎亜記を女だと思いこんでいた一人ですか!?やっぱりそう思っちゃいますよねぇ。名前にダマされましたね。

ところで、MOWさんのところからのリンクが間違っているようですよー。訂正おねがいしまーす。

ここ以外のどこかで本を読みながら生きていきたい。日に日にその欲望が強まっているkbbでした!
Posted by kbb at 2008年07月12日 11:22
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『きいろいゾウ』西加奈子
Excerpt: ♪♪ #kbbさんが『さくら』を大好きになってくれて、 嬉しくてありがとうで印象が深まった西さん。 この気持ちが変わらないうちに他の作品も読んでみなくちゃ。 さくらは犬だったから、今度はゾウにしまし..
Weblog: M's BOOKcaSe
Tracked: 2008-07-11 20:22
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