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2008年06月30日

テロリストのパラソル-藤原伊織

「テロリストのパラソル」 藤原伊織

テロリストのパラソルこんばんは。最近では眠れないから本を読むのか、本を読むから眠れないのかわからない夜を過ごしています。今日も三崎亜記の作品を読みながらどのタイミングで本を閉じて目をつむるか悩んでいるところです。

さて、最近ナンパな作品が続いていましたがここでkbbさんらしい硬派な作品をだしてきました。ハードボイルドな感じがプンプンとしている「テロリストのパラソル」です。藤原伊織はこの作品で乱歩賞という探偵小説の新人賞と直木賞をダブル受賞しました。でも彼はその10年前にもいわゆる純文学のすばる文学賞をとっているんですよ。才能のある人は何を書かせてもうまいってことなんでしょうね。この十年間の彼が何をしていたかが気になるところではありますけどね。

物語はというと、アル中のバーテンダーが新宿中央公園で起こった爆破事件にたまたま居合わせるところから始まります。彼はその事件で被害にあったわけではないのですけど、彼の残したウイスキーのボトルや過去から彼が手配されることになり、彼は身を隠します。過去と交錯する現在。ニューヨークと新宿が交錯していく。なんてまとめてみました。

それにしてもこの作品にでてくる登場人物がしっかり描かれていて、ぐいぐい引き込まれていきます。主人公はもとより、まわりのちょっとしか出てこない人まで丁寧に描かれていて、それが物語にリアリティを与えているんでしょうね。

このバーテンダーを評して昔の恋人は彼のことを

ノーテンキと鈍感が仲良く同居している

と、言っています。

たしかにノーテンキと鈍感さは一緒にはいられないかもしれませんね。
これだけとっても筆者が人物をよく見ているなぁって思っちゃいました。

さて、そろそろ寝ないと明日の仕事に響くわけで、仕事に関してはノーテンキにいられないのが辛いところですね。今日もいい夢がみられますように。




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posted by kbb at 01:16 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ ハ行
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