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2008年07月18日

DIVE!!3 SSスペシャル'99-森絵都

「DIVE!!3 SSスペシャル'99」 森絵都

DIVE!!3こんばんは。

愛知のバスジャック事件ですけど、三崎亜記の「バスジャック」を読んで犯行を思い立ったものじゃないことを祈っております。犯行方法を聞いてみると乗客の携帯電話を取り上げたりと、いくつか同じようなことが書いてあった気がするので、心配です。それにしても、こういう事件がおこるたびになにかのメディアのせいにしようとする報道機関ってどうなんでしょうかね。新聞やテレビ、雑誌なんかに毒されて事件を起こす人もいるかもしれないのに、漫画やアニメはやり玉にあがる。そんなことをいったら、良識のある大人のすすめる、読書にこそ人をひきつける、のめりこませる何かがあると思いますけどね。推理小説の中では何人も様々な方法で人が殺されていますし、ポルノ雑誌なんかよりももっと過激な性描写なんて村上春樹の作品にだってでてきますものね。

まぁそういう作品ばっかりではないからこそ、本というメディアがもっているのでしょうけどね。もちろん上述したような作品も否定するつもりはまったくありませんけどね。

さて、こういう事件を起こす少年たちにこそ読んで欲しい、「DIVE!! 3」です。

中学生、高校生が大人のつくったルールで戦わされる。しかも大人たちのことまでその肩に負わされて。オリンピック代表になれないとクラブがつぶされてしまうというプレッシャーの中で行われる練習と大会。そんな時に高校生の要一がオリンピック代表に決まった。しかし、それは大人たちの自分勝手な理論による、大会も行われないままの内定だった。

子供にだってそんな大人のつくったルールをぶち壊すことができる。むしろ、ダイビングのトップ選手の彼らはもう大人たちと対等にいられる力を手に入れているのかもしれないですね。飛び込み台の上に行ったら結局一人ですしね。

こういう作品を読むと、自分もトレーニングしてみようかしらとか、少しは身体を動かさないと、とかって流されやすい性格の僕ですが、高所恐怖症の僕には3メートルの飛び込み台の上にも立てないでしょうね。

そんなことを想像しながら本を読むと、実際なにかをやるとき、今バスジャックなんて起こしたらどうなるのだろうかって頭をよぎると思うんですけど、どうなんでしょうかね。ナイフを持ってバスに乗ったり、とかまではするかもしれないけど、そのナイフを取り出して声を出す段階に自分を止める何かに、そういう想像力がなるのだと思う。本をいっぱい読もう。そして、それをそのまま受け入れずに自分を投影して読もう。そう思う。もちろんそれには作者の、作品の強さが必要なのはいうまでもないことですけどね。




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posted by kbb at 00:32 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 森絵都
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