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2008年07月31日

こうばしい日々-江國香織

「こうばしい日々」 江國香織

こうばしい日々こんばんは。最近薄着の女の子や丈の短いスカートをはいた女の子が多くてウハウハなkbbですが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。でも見慣れてくると不思議なことにすぐに見飽きてしまうんですよね。それってきっと彼女たちは僕の手の届かないところにいるからなのかもしれないですけどね。でも手の届くところにいたらそんな格好やめなさいと、きっと言ってしまうんだろうなぁ。

というわけで、「うはうは」といえば江國香織ということで、「こうばしい日々」です。こんな言い方しちゃうと江國香織に失礼かもしれませんね(笑)

女の子の物語と男の子の物語が収録されています。中編が二つと言った感じでしょうか。二歳の頃からアメリカに住む僕は、高校まで日本で暮らして、今は一緒に暮らしている姉としょっちゅう喧嘩をしている。お姉ちゃんが「嫌いじゃないわ」といえば「好きといえば」と言ってしまう。積極的にアタックしてくる僕の恋人、ジル。毎朝スクールバスの隣をあけて僕が座るのを待っている。そんな僕らを冷やかすクラスメートと僕らをオトナとして扱ってくれる、周りの人たち。彼らとのこうばしい日々。

お茶だってコーヒー豆だって、おいしくなるためには、香ばしくなるためには時間が必要だ。きっとこのお話の「僕」もおいしくなる瞬間があるのでしょう。物語を読みすすめながら僕と同じ名前をもった「僕」を応援していました。

もう一編のお話は女の子のお話です。でもこっちはもう少し大きくて、小学校高学年。お姉ちゃんは昨日お嫁に行った。長い間つきあっていた彼氏ではなくて、つい最近お見合いした人のところへ。私の恋の相手はお姉ちゃんが長くつきあっていた次郎君。次郎君と街で偶然出会い、喫茶店に入るだけでドキドキしてしまう。

彼女は母と父の恋愛を真実の愛ではないといいます。
でも、このお父さんいいんですよ。お姉ちゃんを生んだあと、難産でしばらく入院していた妻が「メロンが食べたい」というと「これから毎年メロンを買ってやるから元気になってくれ」という。それから毎年お姉ちゃんの誕生日にはメロンを買ってくる。お姉ちゃんがお嫁に行って家にいなくても。

こういうのってなかなかできないですよね。自分で決めたことなんて簡単に破っちゃうのが人間なのに。でも、こういう約束っていいものですね。守られているからこそそう思うのかもしれないですけど。こういう約束事を少しずつつくっていくことで自分を律するようになれるのかもしれないですね。その前に僕の子供を産んでくれる人を捜さないとね。




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posted by kbb at 00:37 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(1) | 江國香織
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Excerpt: ウィルミントンの町に秋がきて、僕は11歳になった。映画も野球も好きだけど、一番気になるのはガールフレンドのジルのことなんだ…。アメ
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