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2008年08月11日

オトナの片思い-アンソロジー

「オトナの片思い」 石田衣良 三崎亜記 井上荒野 栗田有起 大島真寿美 佐藤正午 伊藤たかみ 大崎知仁 角田光代 山田あかね 橋本紡

オトナの片思いこんばんは。

この二日間で5冊の本の感想を書けました。実は手元にあと8冊の感想待ちの本が積んであります。読むべき本も積んであるのに、書くべき本もたまっているってどんだけさぼり症なんでしょうか。今でも少しそういう気配がありますが、これ以上ためるとなにを書こうと思っていたのかすっかり忘れてしまうので少し多めの更新をしていこうと思っています。といってもどうなるかはわからないですけどね。

さて、アンソロジーです。といっても、そこらのアンソロジーと違ってこの作品は贅沢ですよ。石田衣良、三崎亜記、伊藤たかみ、井上荒野、佐藤正午、角田光代などなど売れっ子で実力派の作家さんがどんどんでてきます。しかもテーマが「オトナの片思い」。それぞれの持ち味を生かしながらしっかりと書き上げられています。石田衣良は石田衣良の口振りで、三崎亜記は三崎亜記の世界観で、井上荒野は井上荒野の風景でそれぞれテーマを生かした作品に仕上がっています。

今回の直木賞のインタビューで井上荒野は今まで「島」を書くことができなかった、と言っていた記憶があります。ところがこの作品では"他人の島"という作品を書いています。受賞作を読んだわけではないので、なんともいえないのですけど、もしかして、これが受賞作に関係があったりするかもしれないですね。この作品でも、彼女の持っている「島」への特別な感情がしっかり表れています。

三崎亜記も彼独特の世界なのにそこの日常があまりにもこの世界の日常と変わらない世界が描かれています。影無きものが生活するこの町。町が影無き者を受け入れるようになって時間が経った。隣にすむ影無き者。彼と交流を持つようなったイラストレーターの彼女はだんだんと彼への親近感を持ち始める。そんな二人がいつかすれ違い、離ればなれになっていく。

となり町戦争から比べたらどんどん三崎亜記自身の世界がちゃんと機能してきてますね。これぐらいの長さが彼の世界を書くにはちょうどよい長さなのかもしれないですね。

オトナの片思いってなんだか素敵なだなぁと思いつつ、片思いじゃしょうがないじゃんって思ってしまう僕はまだまだ子供だってことなのかもしれないですね。




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posted by kbb at 00:31 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(2) | アンソロジー
この記事へのコメント
kbbさん、ご無沙汰です。
相変わらず読んでますね。
感想待ちさせておいてもきちんと記事にできるんだから
うらやましいですよ♪
Posted by MOW at 2008年08月13日 18:03
MOWさん。
こんばんは!

きちんと記事になっていればいいんですけどねぇ。。。
自分でも何を書いているんだかよくわからないことが多いのが悲しいところです。
Posted by kbb at 2008年08月14日 00:00
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「オトナの片思い」
Excerpt: 「オトナの片思い」  石田衣良・栗田有起・伊藤たかみ・山田あかね・三崎亜記 大崎知仁・橋本紡・井上荒野・佐藤正午・角田光代 著 ...
Weblog: 雨の日は、お家で過ごそう。
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「オトナの片思い」
Excerpt: オトナの片思い 石田 衣良 ★★★★★ 石田衣良「フィンガーボウル」 栗田有起「リリー」 伊藤たかみ「からし」 山田あかね「やさしい背中」 三崎亜記「Enak!」 大島真寿美「..
Weblog: scribble
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