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2008年08月17日

言いまつがい-糸井重里

「言いまつがい」 糸井重里

言いまつがいこんばんは。

昨日までの三日間、韓国から韓国人の友人が遊びに来ておりました。アメリカで知り合い、僕が韓国に行ったときにはガイドをびっちりとやってくれて、そのお返しとばかりに滞在中はずっとつきっきりでガイドをしていました。計画は向こうが立ててくれたので僕はドライバー兼通訳という立場でいられたら気は楽だったんですけどね。ところがその計画というものが食い倒れツアーかってぐらい食べる計画がびっしりとあって、こんなの女の子には無理だと思いつつ、楽しみにやってくる人の気を害するのもいやだからと思っていたのですけど、やっぱりその計画は初日から頓挫してしまったんですけどね。だって、15時に成田についてまず渋谷で寿司をたべて、銀座をぶらぶらしてから天ぷらを食べ、そのあと木村屋のあんパンと有名なお煎餅を食べ、夕飯にまた寿司を食べようとしていたんですもの。

今回、ご両親も一緒にこられて、ご両親は日本語も英語もわからず、韓国語の話せない僕はコミュニケーションをとるのに苦労してしまいましけどね。でも、思い切って日本語で話してみると案外通じてしまうことにびっくりですね。韓国語と日本語は似ている単語も多く、語順もほぼかわらないらしいので、言いたいことさえわかればなんとか通じるものですね。

アメリカで知り合った友人ですが、彼女はここ何年間で日本語も勉強したらしく、用事をこなすぐらいの日本語なら問題なくコミュニケーションがとれるようになっていてびっくりしました。電話で話していても日本人と話しているように感じるほどで、僕も韓国語を真剣に勉強してみようかしらと、思わせてくれるものでした。

今回、日本語で話していたんですけど、ちょっとした日本語の疑問に答えられなかったり、こういう時はこう言うんだよ、なんて日本語を教えようと思っているときに、いかに自分の日本語がいい加減で適当かってとっても思ってしまいました。これじゃあいけないですねぇ。韓国語の前に日本語を勉強しないといけないですね。

さて、そんないい加減で適当な日本語とはちょっと違うもの。でも日常何気ない時の言い間違い、聞き間違いを集めた本が今回の「言いまつがい」です。前回の「谷川俊太郎質問箱」と同じ「ほぼ日」に投稿されたものを集めた作品です。

言語学では一般的に「プラトンの問題」と呼ばれるものがあります。

言語を習得する過程で入力される言語データは質や量に乏しく、時には言い間違いや明らかな間違いを含むものであり、また個々の環境によって著しく制限されたデータであるけれど、習得された言語が出力される時は間違っている文法が習得されることは滅多になく、その言語集団内では均一的なことばが話される。

この問題を解決するために言語学はいろんな仮説を立てたり猿を研究したりしているわけですが、まさにそのプラトンが問題にした言い間違いのデータが豊富に集められています。

もちろんそういう観点から読んでもおもしろいのですけど、頭を休めるために読むのもとってもいいものなんですけどね。昼休みにいつもの喫茶店で食事をしながら開くことを我慢できずに読み始め、カウンター席で目の前に人がいるのに口を押さえた手の端から声を抑えることができなくて恥ずかしい思いをしてしまいました。人前で読むにはきつすぎる本ですね。

母語を学習する上では、言い間違いなどのデータはエラーとして扱われるからなのか、それが習得されることはありませんけど、外国語となると話は変わってきますよね。他に入力の手段も少ないからなのか、間違ったデータをそのまま言葉として習得されてしまうことが多いですものね。
韓国の友人が間違った日本語を覚えないでいてくれることを願うばかりです。
もっといい先生やガイドさんを紹介してあげたほうがよかったかもしれないと反省しきりの三日間でした。




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posted by kbb at 21:20 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ ア行
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