こんばんは。さて昨日の問題ですが、答えは反転させておきますので、ドラッグしてお読みくださいね。
(ここから)偉い順に海賊をA,B,C,D,Eとする。
まずEに一枚の金貨をあげる。残りの三人は自分の取り分が多くなるので賛成するため、親分は殺されない。
Dに金貨を一枚あげる。残りの二人は自分の取り分が多くなるので賛成するため、親分は殺されない。
Cには金貨を一枚もあげない。残りの三人は賛成する。D,Eは自分より少ないので、Bは自分の取り分が増えるので。
Bにも金貨を一枚もあげない。自分よりも取り分が少ないので、D,Eが賛成する。
残りの98枚が親分の取り分となる。(ここまで)
ね、簡単でしょ?言われてみれば確かにそうだよなぁって感じですよね。中間管理職が一番損するってことなんでしょうね。って自分よりも取り分が少ないからって親分が一番取り分が多くなったら賛成もできない気もしますけど、きっと心の大きな子分たちなんでしょうね。
そんな風に平和になんでもかんでも済めばいいのでしょうね。そんなピースがつまった作品「ラジ&ピース」です。大好きな絲山秋子の最新作ですね。
相変わらずのスピード感あふれる物語にノンストップで読み終えちゃうのがもったいない世界が広がっています。ラジオのパーソナリティを務める野枝ちゃんが主人公。自分のことが大嫌いで、もういい歳なのに自分になじむことができない。そんな彼女が選んだ仕事はラジオのパーソナリティ。リスナーからは心をさらけ出すメッセージがいっぱいくるけど、どうしてそんなことができるのか不思議でしょうがない。そんな野枝が仙台からそこよりも田舎の高崎の地方FM局に転職してきた。そこで出会う人々やリスナーとの交流。
そんなことが描かれている表題作"ラジ&ピース"です。
彼女は自分を嫌いでしょうがないわけだけど、どうしてそんな人がラジオのパーソナリティを志望するのだろうか、なんて思いつつも、実はそんな自分をあきらめきれないのではないだろうか、なんて思いながら読んでいくと、いくつかフムフムなんて思うところもあって、なるほどなぁって感じの物語に仕上がっていました。
併録作"うつくすま ふぐすま"は上から読んでも下から読んでも同じ名前の「ナカノカナ」が主役の物語。男なんてどうせ飽きてしまうもの。そんな風に思いながら慎一郎とつきあうカナの前に現れた同姓同名の女の子、「ナカノカナ」。自転車に乗れない彼女と一緒にプジョーの自転車を買いに行く。でも自転車屋さんから乗って帰ることのできない彼女のために一緒に公園で練習をする。
たったそれだけのあらすじの中に彼女の心の動きがはっきりと描かれている。すっごい短い物語なのに、いつまでも離れたくない、そんな風に感じさせてくれる。
うーん。やっぱり絲山秋子の作品にはずれはないですね。
でも、上の文章を読み返しても結局自分がこの記事で何を伝えたいのかさっぱりわからないですね。何事も好きな物を伝えるのは難しいものですよね。試験の答えは言われればいくらでも理解できるのにね。やっぱり文章を生業にしている作家さんってすごいですよね。それとも距離感をもって物事と接しているから伝えられる文章を書くなんて芸当ができるんでしょうかね。




人との関わりが苦手だった主人公の心が、少しだけでも開いていくのがよかったですね。
記事の、自分をあきらめきれない、に、そうかもって思いました。
トラックバックさせていただきました。
他人に心を開いていく過程が印象深かったですよね。リスナーの恐妻センター前橋さんとのやりとりがなかなかに素敵でしたね。
また遊びにきてくださいねー。
TBありがとうございました。
恐妻センター前橋さんとのやりとりは私もいいなあって思いました。
面白い関係でした。
もう一編も短かったけど良かったです。ってか、こっちの方が好きだったかも。
こんばんは。
コメントありがとうございます!
恐妻センターさんのうまい距離の取り方が素敵でしたよね。そういう距離の取り方を野枝が要求していたのかもしれないですけどね。
またおじゃまさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくです。