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2008年09月08日

黒笑小説-東野圭吾

「黒笑小説」 東野圭吾

黒笑小説こんばんは。昨日の日曜日に映画を見てきました。以前読んだ「ジャージの二人」です。

やっぱり、原作を好きになれなかった作品は映画になってもおもしろいとは感じられない物なんですね。原作がイマイチだったものの映画化をはじめて見たのでそんなこともしらなかったのですよ。

そもそも、この映画は山奥の別荘に"何もしない"をしにいくことがテーマのスローな生活が描いてあります。でも公開ももう終わりというこの作品は東京では新宿三丁目でしかやっていなくて、しかも朝の10:25と12:30の二回しかやっていませんでした。午後から用事があったので、朝一の回を見に行こうと約束をしていったのですけど、寝坊したおかげで焦っていくことになってしまいました。そんな焦った気持ちで見たのがこの映画を楽しめなかった一番の原因かもしれないなんて反省しています。この映画は何にもすることのない日曜日の午後なんかに恋人と街を歩いているときにポスターでも見つけて、「どうせすることもないし、ちょうどいい時間だから観ていかない?」なんていいながらコカコーラとポップコーンを片手に観ると楽しめるのかもしれません。

まぁこの映画を見る最大の目的は映画「クライマーズ・ハイ」でみつけた堺雅人を見に行くのが目的だったのでよしとしましょうかね。堺雅人の別の映画も見てみたくなったぞ。

さて、少し辛口の映画評でしたが、もっと辛口で社会をみている東野圭吾の作品「黒笑小説」です。「放課後」「容疑者Xの献身」「探偵ガリレオ」も読んでいませんが、東野圭吾っていいですねぇ。黒い笑いに満ちた傑作が満載の短編集と裏表紙にも書かれているとおりの作品に仕上がっています。

「怪笑小説」「毒笑小説」に続く第三弾らしく、同じように背筋が寒くなるというか、人を斜から見ているようなそんな作品が集められています。

全てが巨乳に見えてしまう"巨乳妄想症候群"や童話シンデレラの東野圭吾流の解釈で描かれている"シンデレラ白夜行"、彼女にストーカーをしろと命令されてしまう彼を描いた"ストーカー入門"などなど東野圭吾流の辛口な小説がたくさん載っています。

特に、作家を主人公にして賞の選考会や出版社とのつきあいが描かれている四編はなかなかおもしろくて、これって自分のことを描いているのじゃない?って六回目の候補にしてやっと直木賞をとった東野圭吾のことが頭に浮かんでしまいました。

彼もやっと直木賞をとって有名作家としての本道を進んでいるように思いますけど、これからも少しでも落ち目になると手のひらを返す周りの人なんかをこの作品と同じようにしっかりと観察してこの作品集の続編をぜひぜひ出してもらいたいものです。




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posted by kbb at 20:59 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 東野圭吾
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