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2008年09月22日

グラスホッパー-伊坂幸太郎

「グラスホッパー」 伊坂幸太郎

グラスホッパーこんばんは。

最近日曜や祝日の夜に眠れない。連休なんかになっちゃうともう眠れないのは確実ですね。昼間寝てしまうっていうのが一番の原因だっていうのは自分でもよくわかっているんですけど、それ以上に次の日が仕事の夜は眠れないんだぞって自分に暗示をかけてしまっているのではないかと、心配です。けっしてそんなつもりはないのですけどね。

さて、伊坂幸太郎の「グラスホッパー」です。いろんなところで評判になっていた作品だし、「死神の精度」なんて原作も映画もよくできていたし、「アヒルと鴨のコインロッカー」は楽しめたので、これもイケルと勢い込んで読んだのが失敗だったかもしれない。

話は普通の人とは言えないけど、登場人物の中で一番マトモな鈴木さんと、依頼されれば一家だって殺害してしまう蝉と、ターゲットを自殺させる殺し屋の鯨の物語。

一家殺害なんていうのを聞いて思わず、まだまだ謎の多い世田谷一家殺害事件なんてのも思い出してしまったのですけど、伊坂幸太郎なりのあの事件の見解なのかなぁと思いつつ読んでいました。

鈴木さんは鈴木さんで、自分の妻をおもしろ半分に車で轢いた男への復讐のためにその男の会社に入り非合法な薬を何も知らない人に売りつけたりして、その男へ近づくチャンスをうかがっていたりして、そんなことできるやつは復讐なんて考えないんじゃないの?なんて疑問に思ったりしていました。

さらに、会えば必ず自殺したくなる鯨なんて、普通の生活がいっさいおくれなくなっちゃうんじゃない?なんてよけいな心配をしたりして、暗示でもかけているのかしら?とか手口をいろいろ考えているのだけど、少しリアリティが感じられなかった。

「アヒルと鴨のコインロッカー」もそうだったけれど、肝心なところでリアリティが感じられなくて、今まで引き込まれていた物語からスッと抜け出してしまう。それが伊坂幸太郎の残念なところ。「死神の精度」のように最初からあり得ないものがでてくればそういうスタンスで読んでいけるんですけどね。

もし鯨が暗示のエキスパートなら僕の眠れないという暗示を解いてくれないかしら。目を閉じてあと一枚壁を越えれば気持ちのよい眠りの世界に入れそうなのに、どうしてもその壁を抜けることができない。あくびも出るし、目の前には膜か霞が張ったようにぼうっとしているのに、どうしてもその先に進むことができない。とりあえず横になるしかないのかもしれないですね。ではではおやすみなさい。




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posted by kbb at 03:48 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 伊坂幸太郎
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