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2008年10月06日

レインレイン・ボウ-加納朋子

「レインレイン・ボウ」 加納朋子

レインレイン・ボウこんばんは。

雨の日と人身事故と月曜日ではじまった今週でした。久しぶりにホームに入れないほどの混みようで困ってしまったのもつかの間、いつもより長い時間本が読めると少しうれしくなったのは内緒です。

そういえば加納朋子には「月曜日の水玉模様」って作品がありましたね。そんな加納朋子の「レインレイン・ボウ」です。

七つの短編集が収録されています。それぞれの短編が虹の七色にまつわるお話になっていて、なおかつ連作短編集となっています。スカーレットやひよこ色といわれても虹の色としてはピンとこなかったんですけどね。

大筋としては、高校時代のソフトボール部員が部員の一人の葬式を機会に集まってくるというものです。そしてその亡くなった人の一番の親友であった部員が来ていなかったところからみんなの考えというか、思惑で話がすすんでいきます。

あの子とあの子はあまり仲良くなかった。あの子はこんな性格だった、などなど女同士の怖さがしっかりと出ている反面高校時代はぱっとしなかったのに化粧と洋服でずいぶん変わった人もいて女って怖いなぁと相変わらず考えさせられました。

最後の短編に出てくる陶子。ソフトボール部の部長でみんなに公平に接してだれからも慕われていた陶子。この人は「月曜日の水玉模様」ででてくる陶子と同一人物らしく、あれともシンクロしているのかとなんだかうれしくなっちゃうようなお話になっています。

途中で少しいやになっちゃうようなエピソードももちろんあるんですけど、最後は虹を見たかのように気持ちのよい終わり方をしてくれます。

そういえば雨が上がった後にでてくる虹っていうのは雨で重くなった気持ちを和らげてくれるために出てくるように神様が粋な計らいをしたものなのかもしれないですね。




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posted by kbb at 23:46 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ カ行
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