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2008年10月22日

生物としての静物-開高健

「生物としての静物」 開高健

生物としての静物こんばんは。相変わらずスパスパとタバコを吸っています。お酒は今日で飲まなくなって4日目です。まぁ今週末には友人の結婚式があるので、禁酒期間もどうしてもそこまでにしかならないんですけどね。結婚式なんて大手を振るって飲めるところで、僕が飲まなかったらみんなを心配させてしまいますからね。っていうのはただのいいわけなんですけどね。

さて開高健です。以前山口瞳を読んで、この文章は僕には合わないなぁと思って開高健も似たようなもんだろうと思っていたのですけど、この人の文章は僕は好きですね。

サントリーの前身、寿屋のPR紙として創刊された「洋酒天国」を創刊した人としても開高健は有名ですけど、さすが広告屋さんだっただけあって、何を書かせてもそれがすばらしいものに思えてしまいます。

本書はエッセイなんですけど、開高健が愛したものが描かれています。ジッポーなどのライターにはじまって、釣りに使うルアー、使い古したベルト、正露丸、蚊取り線香などなど。この人は身近にあるものをなんでも愛した人なんだろうなぁってことがよくわかります。

彼の文章を読んで、第一次世界大戦当時からデザインが全然変わっていないとうオーストリアのイムコというライターがすっごく欲しくなってしまったんですけど、ライターをすぐに無くしてしまう僕にはもったいないですね。

開高健は従軍記者としてベトナム戦争に行き、そこで敵の機銃掃射に遭い、200人いたのが17人しか生き残れなかったってことがあったようです。たぶん彼はその時、一度死んでいるのでしょうね。だから彼の文章からは世の中には大した問題があるようには感じられない。だからといって全てを見放しているとかそういう風には感じられないんですけどね。一度突き放した上で、遠くから眺めているっていう言い方が正しいのかもしれないですね。そういう風に物を観ているから好きな物でさえも細かいところまで描けるのかもしれないですね。

僕なんて好きになってしまったら、好きなんだから好きなの!としか言えないですもの。もっとうまく説明できるようになればいいのでしょうけどね。そのためにももっともっっと言葉を勉強しないといけないですね。




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posted by kbb at 22:52 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ カ行
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