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2008年11月06日

LOVE or LIKE-石田衣良 中田永一 中村航 本多孝好 真伏修三 山本幸久

「LOVE or LIKE」 石田衣良 中田永一 中村航 本多孝好 真伏修三 山本幸久

LOVE or LIKEこんばんは。

今日の朝、いつも通り、ぎりぎりの時間に目覚めて顔を洗うのもそこそこに駅まで走っていったのですけど、いつも乗る電車が行ってしまったあとでした。しょうがないなぁ、今日は遅刻かなぁ、などと一人言をいいながら降りる駅で都合のいい車両までホームを歩いていると、見たことのある顔を見つけました。小学校の時の初恋の相手がそこにいたのです。一度だけ開かれたクラス会で見たことがあるので、成長した顔を見ていたからこそ見つけられたのかもしれませんが、薄い化粧と小学校の頃と同じように背が低いところがまたいいんだなぁ。初恋の頃から僕は小さい子が好きだったんだなぁ、なんて再確認させてくれるような出会いでした。もちろん声なんてかけませんでしたよ。好きな子にはイジワルをして、そうやってかまってくれるのを待つという典型的な男の子だった僕に対して彼女がいい思いを持っているはずがありませんものね。

そんな風に女の子の扱いも知らないうちから人間って恋をするのが不思議でなりませんね。気持ちに応えられたとしてもどう扱っていいのかわからないはずなのにね。

もちろん今でもLoveとLikeの違いなんてわからないですけど、少しはわかる努力をしなければ、と思い興味をもったのが本作、「LOVE or LIKE」です。石田衣良や中村航、本多孝好などなど、アンソロジーで好きになった作家さんも書いていたので安心して読めました。

といっても、やはりLOVEとLIKEを比べるというテーマが難しいからなのか、その答えを明確に作品の中に出している人はいませんでしたね。以前読んだ、"百瀬、こっちを向いて"がすばらしくよかった中田永一にも期待していたのですけど、エンディングはよかったけど、途中がまぁねぇって感じで不満の残る内容だっただけに、残念でなりません。

全体的にLIKEの気持ち、初恋に近い気持ちはきれいに描かれている作品が多かったのですけど、それがLOVEに発展したり、LIKEからLOVEへの変化の過程などが描かれている作品がなかったのが残念です。

そういう点でも、石田衣良がこの作家の中では一つ飛び抜けていたのかもしれませんね。彼が描いたのはバイト先で知り合った大学生の男女。お互いがそのバイト先にいる人を好きなことをうち明けて協力する約束をする。しかし二人の間にも肉体関係がある。しかし、その関係は肉体だけで完結している関係だ。ある日、お互いが好きだった人との仲が発展しないことを知り・・・。

っていう内容だったんですけど、ちゃんとLIKEとLOVEが一つの物語の中にでてきて、一枚上手ですね。

そんな風に他人の書いた物を批評している僕ですが、僕はいつになったらLOVEとLIKEの違いを実感できるようになるのでしょうかね。それともそんなことは知る必要なんてないのでしょうかね。いつかは知りたいなぁって思っているのですけど、それを知る機会を与えてくれない神様ってなんだかいじわるですね。




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posted by kbb at 21:52 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(1) | アンソロジー
この記事へのコメント
kbbさんと一緒でLOVEとLIKEの違いをいまだに知らずにいるMOWです。
まずは、本当に違いがあるのかどうか、から検証しなければ…!
理屈じゃなくて、分かる人は分かるんでしょうけどね。(笑)

初恋のお相手とすれ違うだなんて、
映画のワンシーンみたいですねぇ。
Posted by MOW at 2008年11月08日 21:44
MOWさん。

こんにちは。

そうでしたね。LOVEとLIKEの違いがわからないってことは、最初っからそんな違いが無い可能性もあるってことですものね。
まぁ違うことの検証を重ねるための試行数があまりにも少なすぎるのが原因かもしれないですけどね。

映画ならば、すれ違いざまにお互いが振り向いて、そこから物語がはじまる、なんてことになるのでしょうけど、現実はうまくいかないものですねぇ。
Posted by kbb at 2008年11月09日 13:02
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