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2008年12月14日

ドライブイン蒲生-伊藤たかみ

「ドライブイン蒲生」 伊藤たかみ

ドライブイン蒲生こんばんは。
金曜日に会社の人とフットサルに行って来たのですけど、アップも終わってさぁがんばろうと、ボールを追いかけていたら、一試合目に足首をひねってしまいました。足を着くこともできずその後はずっと見学なんて、なにしにいったのかわからない感じになっちゃいました。運動不足なんでしょうね、きっと。

さて、初伊藤たかみです。最近本屋さんにいくと、いくつも本がでているので売れている作家さんなんでしょうね。

表題作他3作が収録されています。どれも変な家族に振り回される人が主人公です。といっても、その人自身も少しおかしいって感じですかね。

どれもなかなかよかったのですけど、一番心に残ったのは「ジャトーミン」という短編でした。
「ジャトーミン」とは「蛇冬眠」と書く。父親の俳号だけど、父が俳句をつくっているところを見たことがない。で始まる物語。
ある日病床の父親の耳から小さいカプセルがでてきた、と妹が言ってきた。柔らかそうなそのカプセルをあけてみたいと思う僕は妹に賭を申し出た。賭に負けた罰は釣り合った物でなくてはならない、という父親の教え通り、賭に負けたらそのカプセルを耳に入れるように妹は僕に言った。
賭に負けた僕はそのカプセルを耳の中にいれることになる。父親の分身とも言えるそのカプセルを耳にいれて、僕はこれから生きていく。

そんなお話なんですけど、子供からみて全然かっこよくない父親でもやっぱりかけがえのないものってことなんでしょうね。

30を過ぎてから無性に子供が欲しくてたまらなくなるときがあります。自分の人生を子供という証として遺したいってことなんでしょうかね。といって自分の人生もままならないのに、子供という他人の人生に責任を負うことなんてできないのでしょうけどね。

子供ができたとしても、フットサルの一試合目で足首をくじいて動けなくなるような父親はかっこわるくて無視されちゃうかもしれないですね。そんな父親でも子供は優しくしてくれるものなのでしょうかね。




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posted by kbb at 18:52 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ ア行
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