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2009年02月01日

東京タワー-江國香織

「東京タワー」 江國香織

東京タワーこんばんは。
安心していた日々もいつか終わりが来て、新たなところへ旅立っていかなければならないんでしょうね。

さて、江國香織「東京タワー」です。
たまに読むたくなるんですよねぇ、江國香織。文章というか、世界に触れたくなるんでしょうね。
以前黒木瞳、岡田准一で映画化もされていましたけど、リリー・フランキーの「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」といつも間違えていました。すみません。

物語はといえば、二組の不倫のお話。一方は純愛。一方はまさに肉体関係というような関係。そしてどちらも壊れてしまう。
どちらかをたてれば、どちらかがたたない。何をとるかってことなのでしょうね。それと不倫はのめり込んではいけない。しょせん不倫なのだからってことなのでしょうかね。

肉体関係と呼べる関係の奥さんの方が若い恋人にいう言葉があります。家では旦那のいうことを全て聞く。ビールを出すのだって上着を脱ぐのだって自分ではやらせない。そうしていれば、私がいなければ何もできないって思うでしょ。

これって結構怖いですよね。こんな風な策略があってこういう風にしてくれてたのかぁ、って思い始めちゃいますものね。女っていうか、江國香織って怖いって思っちゃいました。

そしてもう一つわかったこと。それは「楽しい日々はいつかは終わる。」「終わらせないようにじたばたすると終わりが早くなる。」そんなことでしょうか。どちらの関係も結局終わってしまうのですが、終わらせないようにじたばたしてどちらも終わりを早めてしまったように思えました。なるようにしかならないってことなのでしょうかね。

でもやらないで後悔するより、やって後悔した方がいいっていうのも正しい気がします。まさに自分に向けた言葉でした。



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posted by kbb at 01:16 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(0) | 江國香織
この記事へのコメント
終わりにしてよかったもの、終わったと思って形を変えて続いたもの、いろいろありますね・・・私はそこまで割り切れない、しがみついてしまう方なのですけれど。

kbbさんの書評で文芸本の楽しさを知った私です。いろいろありますが、また本の楽しさを教えてください。待っています。
Posted by alamal at 2009年02月01日 22:29
alamalさん。
こんばんは。

そんな素敵なお言葉いただきありがとうございます。涙が止まらない(´Д⊂グスン。

このブログは物理的に不可能にならない限り続けていきたいと思っています。こんな性格で更新がとぎれとぎれになることも多いですがどうぞよろしくお願いします。

alamalさんも読書生活楽しんでくださいね。
Posted by kbb at 2009年02月02日 22:44
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