本のタイトルは過去記事またはアマゾンへ飛びます。出版社等の確認にどうぞ。

2009年02月08日

スキップ-北村薫

「スキップ」 北村薫

スキップこんばんは。

先日駅で知り合いを見かけました。といっても顔は知っているのに、名前もどこで会った人かも思い出せなくて悶々としてしまいました。なんだかとっても悲しい気分になりますね。

さて、以前創作表現の本を読んだのですけど、なんにも身についていないのはこのブログを読めばバレバレですね。そんな北村薫の小説を初めて読みました。「スキップ」です。「ターン」「リセット」と三部作になっているようですね。これがよかったら「ターン」と「リセット」も読んでみようと思って読み始めたわけですけど、さっそく買いに行ってきました。それぐらいおもしろかったです。

昭和四十年代に高校生だった一ノ瀬真理子はうとうとしていた。起きてみたら四十二歳になっていた。十七歳の娘がいて高校教師の旦那もいる。ついでにいえば自分も高校教師になっていた。十七から四十二までの記憶が一切ないことが悲しいけれど、この世界で自分の責任を果たさないと四十二歳の真理子さんがかわいそうだ。
四十二歳の真理子さんとして十七歳の真理子が現実世界に適応していく物語です。

時の欠落は埋めることは出来ない。だからこそ人間なのだ。

だからこそ「今」を大切にしないといけないってことなのでしょうね。時をテーマに描かれた作品はいっぱいありますけど、やはり誰もが未来から今に戻ってくることはできないっていいますよね。もう戻ること、変えることができないからこそ今を大切にしないといけないんですよね。いや、わかってはいるんですけどね。のんべんだらりと過ごしてしまう。性格を変えるところからはじめないといけないんでしょうね。

冒頭の知り合いですけど、別の友人に聞いたら誰だかわかって名前もちゃんと判明いたしました。大学一年の時にずいぶん仲のよかった子でした。デートはしたことはなかったですけど、何度も飲みにいったことがあるのに忘れてしまうなんてだめな子ですね、僕は。ころころとよく笑う女の子でした。なんだか懐かしいって気になっちゃうのは、自分が年をとりすぎたってことなのでしょうかね。人の顔や名前がでてこないんですもの、そりゃ老化ですね。それともアルコールの飲み過ぎで脳がちっちゃくなっているのでしょうかね。こわいですねぇ。




にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ他の方の書評を読む。

posted by kbb at 08:39 | 東京 ☀ | Comment(6) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ カ行
この記事へのコメント
あの、その、大学1年の時の知人の顔を覚えていた時点で
素晴らしいのではあるまいか、と思わずにいられないMOWです。
2年間やり取りがなかったら、その人の情報がほぼマッサラな状態にリセットされてしまう
こんなワタクシの脳ミソはダメダメですね。
ちなみに何年の時に何組だったか、中学も高校も覚えていません。ぷぷぷ。
追伸:その子の名前、分かって良かったですね。
Posted by MOW at 2009年02月08日 18:41
MOWさん。
こんにちは。

名前はわかったのですけど電話をするわけにもいかないし、僕の上を通り過ぎていってしまった人なんだなぁって少し感傷的になっちゃいました。

あと、そんな悲しいことを言わないでください(涙)。
MOWさんはまだまだ若いですよ。ってこんな風に慰めたらよけい悲しくなっちゃうかしら(笑)。
僕も何組だったかおぼえてないなぁ。記憶ってほんとに壊れやすいものだったんですね。いやだわぁ。

Posted by kbb at 2009年02月09日 15:12
私も人の顔はおぼえられない&すぐ忘れる方ですね・・・

スキップ!
むかし本屋さんで短期バイトしたときに職場の先輩にすすめられて北村薫を読み始めてハマりました。
スキップは中でも特に好きな1冊です。
全体的な優しい手触り、真理子さんのしっかりした感じがよいです。
Posted by homamiya at 2009年02月10日 19:32
homamiyaさん。
こんにちは。
人の顔って難しいですよね。最近難しいのは人の名前。大学以来の友人に「りえ」と「えり」って子がいて、毎回間違えて呼んでしまいます。どちらかの名前だけいうのではないのが不思議なんですけどね。いっそのこと「りえり」に二人して改名してくれってお願いしたのですけど却下されてしまいました(笑)。

本屋さんでアルバイトをされていたんですね。昔からあこがれていた職業でした。本の匂いに囲まれているなんて素敵ですよね。「ターン」「リセット」も是非読んでみますね。
Posted by kbb at 2009年02月11日 15:04
ターンは恋愛メインな甘い感じ
リセットはいまいち印象がうすいです
私はスキップが一番面白かったような気がします。
名前も難しいですね・・・
職場の新人「山本」を、どうしてか私は「小林」と覚えてしまい未だに「あれ、小林・・じゃなくて何だっけ?」と毎回思い出せずにいます
Posted by homamiya at 2009年02月12日 00:54
homamiyaさん。
おはようございます。

山本さんと小林さん。
どこでどう間違っちゃったんでしょうかね(笑)。
きっとどこかで回路がつながっちゃったんですね。

三部作って言われるものはたいてい一番最初がおもしろいってことがおおいですよねぇ。残念ですけどね。
Posted by kbb at 2009年02月12日 08:09
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

お名前・メールアドレス・ホームページアドレスを(入力があれば)クッキーに保存しますか?



この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/113870810
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。