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2009年02月14日

1973年のピンボール-村上春樹

「1973年のピンボール」 村上春樹

1973年のピンボールこんにちは。

先日中国で移植に必要な臓器を日本人が買いに行ったというニュースを見ました。その是非はともかく、それをみて気づいたことがありました。移植っていうのは全然別の個体がはいってくるのにもかかわらず、うまくいけばその臓器と移植された体は100%完璧なコミュニケーションがとれるのだということに。その臓器が日本語、中国語いや世界中のどの言語を話す人からもらったものだとしても、誤解や誤訳もない完璧なコミュニケーションがとれる。失敗するとしたら拒絶反応が起こって受け入れられないとき。all or nothingでしかない。人間は本来コミュニケーションに失敗しない体をもっていたのですね。それを失敗させるのは結局脳がよけいなことをしているからなのかもしれないですね。

さて村上春樹「1973年のピンボール」です。「風の歌を聴け」の続きものですね。三部作の中でもこれが一番好きなんです。

相変わらず鼠も僕もビールばっかり飲んでいます。でも二人が一緒に飲むシーンっていうのは回想以外にはでてきません。もう会うことはできないのでしょうかね。

やっぱりこの作品にも僕が好きになってしまったものがいっぱいでてきます。
目立ちこそしないけれど趣味のいいワンピースを着ている女の子。
スペイン語。

なぜか双子の間にはいってベッドの中で眠るっていうことは影響されなかったのですけど、かなわぬ夢だって知っていたからかもしれないですね。

結局鼠とその彼女も、僕と双子も、配電盤とその子供たちもうまくコミュニケーションを続けることができなかったから別れを迎えなければならなかったってことなのでしょうかね。

さて、「羊をめぐる冒険」です。これは上下に分かれているのでいやになっちゃいますね。「風の歌〜」と「1973年の〜」ぐらいの長さが僕は好きなんですけどね。




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posted by kbb at 13:53 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 村上春樹
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