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2009年04月29日

ようちゃんの夜-前川梓

「ようちゃんの夜」 前川梓

ようちゃんの夜おはようございます。

世の中はゴールデンウイークですね。みなさんはどれだけ大型連休をとれるのでしょうか。僕も来週はお休みをもらえるみたいです。ありがたいことです。
そんなゴールデンウイークの空気にやられちゃったのでしょうか。今日見た夢はひどいものでした。高速道路を疾走する僕。突然横転して高速道路脇のグラウンド二面はあろうかという空き地まで他の車を巻き込みながらごろごろと転がる僕の車。それをきっかけとして次々と玉突き事故を起こす高速道路上。僕は無傷でいつのまにかベッドの上で寝ているシーンに変わる。自分が起こしてしまった事故に震えながら。
パッと目を覚ましても細部や事故を起こしてしまったときの気持ちがリアルに感じられて、ここはどこで、あれから何時間経ったんだろう、なんて思っていました。時計をみたり、携帯電話を確認したりして、自分が今どこにいるのか何度も確認しようとしているのだけれどうまくいかない。
車を確認しに行こう、なんて思ったときにやっと気づきました。夢の中でみた車は僕が過去に乗っていたもので、今の車とは違うということに。この文章を書きながら未だに怖い気持ちでいっぱいです。安全運転で行きましょうね。

さて、「ようちゃんの夜」前川梓です。初見の作家さんでした。ダヴィンチ文学賞第一回大賞受賞作だそうです。
高校生の私とようちゃん。一年生の時から知っていたけど、二年生になってからようちゃんと私の関係は変わってしまった。他の子といるときには見せない顔を私の前でだけするようちゃん。
屋上から空に飛んでいこうとするようちゃん。毎月一回定期的に更新する遺書を書いていると打ちあけるようちゃん。そんな二人の交流が描かれています。

仲のよい二人が距離を近くとりすぎてしまって逆にぎくしゃくとした関係になってしまうことってありますよね。女の子同士をみていると、それでも会っていないときには全然関係のない二人となってうまくバランスをとっているなぁって感心させられます。僕だったらどうしてあんなに普段仲よくしているのにそこで関係ない、なんて思えるのだろうって考えちゃうんですけどね。

文章自体は悪くはないのだけれど、きれいに書こうとしすぎているのか所々ついていけなくなってしまった今回の作品。まるで夢の中を歩いているときのように、細部をつかもうとすると指の間からすり抜けていってしまった。

結局ようちゃんは何者で私は何者だったのだろうか。僕は私ではないってことなのかもしれないだけですけどね。

車に乗る方たち。くれぐれも安全運転をお願いしますね。




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posted by kbb at 09:42 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(1) | 小説・エッセイ マ行
この記事へのコメント
kbbさんのこの本の感想を待ってました。
私はこの本、苦手だったのでどういう風に思われるのかなぁ、と。
>細部をつかもうとすると指の間からすり抜けていってしまった。
そんな感じでした。
Posted by sonatine at 2009年04月30日 20:40
sonatineさん。
おはようございます。

なかなか理解するのに疲れる作品でしたよね。その気持ちわかるけど、そういう言い方(書き方)しなくても、って感じでしたね。
Posted by kbb at 2009年05月02日 11:28
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