11日に表参道ヒルズなんてものがオープンしたらしいですね。全然しらなかったです。昔は表参道あたりでぶいぶい言わせていたのに。メインターゲットは「マイナス10歳のマインド」を持つ「O・TO・NA」たち(シブヤ経済新聞参考)
らしいです。はじめてこの言葉を読んだとき背筋がぞわーーってなってしまいました。こんなコピーを作ってる人たちにちゃんとしたお店作りができるのか不安になってしまいましたよ。
さて昨日読んだ沢野ひとしさんはちょうど上のコピーにGOサインをだした人と同じぐらいの年代の人だと思うんですけどね。今ちょうど50代の会社で責任をとる立場にある人たちですね。「転校生」は雑誌「本の雑誌」に連載したものをまとめたもので、彼の自伝的エッセイというか小説というか青春時代の回想のようなものが題材です。短編がいくつも入っていて長さはちょうどよいぐらいでしたね。東京で生まれて中学で千葉に引っ越して浪人していっぱい恋をして、失恋をして、結婚してってことが書いてあります。
初恋のことなんかも書いてあって、彼女の名前や彼女にプレゼントした本のことや歩いた場所、話した雰囲気はよく覚えているのに、彼女の顔がすっかり思い出せないなんてことが書いてあります。そういえば初恋ってそんなもんですよね。恋に恋していた証拠でしょうかね。相手なんてほんとは誰でもいいんでしょうね。誰としたいかではなくて(自分が)何をしたいかが初恋なんてものなんでしょうね。
表題作の「転校生」ですけど、これは沢野少年が千葉に引っ越してからの話しです。千葉といっても山のほうではなくて、稲毛の海岸のほうなんですけど、一学年上に東京から転校してきた、千葉生まれの田舎っぽい女の子とは違った都会っぽい雰囲気を身にまとった女の子との恋が描かれています。中学生のくせにウイスキーを隠し持って二人で飲んだり、友達の家に泊まるといって彼女の家に泊まったりしたなんてことが書いてありますね。それでいて彼女はピアノがうまかったり、音楽大学にいくなんて子で、この頃の人たちはみんなこんな風に恋を楽しんでいたのでしょうかね。今なら彼女の家に泊まるなんてことになったらヤルことしか考えられなくて、ヒニンのことをにわかに勉強したりしちゃうだろうに、沢野少年は布団が敷かれるまで帰りたかったなんて思っていたみたいですよ。純情なんでしょうね。
とまぁこういったことが書かれているわけですけど、モラトリアム世代というか酒と音楽に溺れて将来に不安を感じつつそれを忘れるために小説や映画で時間をつぶすなんてどっかの誰かさんのことを見ているようでいやになってしまったってのが本音かしら。
さて、今日は「県庁の星」の試写会行ってきます。結局仕事が休みだっていう弟の彼女と行ってきますよ。明日あたり感想書けるかしら。


