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2006年03月12日

贅沢な恋人たち

「贅沢な恋人たち」 村上龍 山田詠美 北方謙三 藤堂志津子 山川健一 森瑤子 村松友視 唯川恵

画像はないけどアマゾンに飛ぶよおはようございます。最近天気のいい日が増えてうれしいですね。暖かくなったらダイエットをはじめると宣言してしまったので、そろそろはじめないといけないとプレッシャーの中でびくびくしています。今日からはじめるぞ!なんてここでも宣言してしまった。というわけで一週間ぐらい飲みに誘わないようにしてくださいね。

さてさて、「贅沢な失恋」「贅沢な恋愛」に続く第三弾ともいえる「贅沢な恋人たち」です。出版社が違うので第三弾と言えるかどうかって感じですけど、著者もほとんど一緒で同じシリーズみたいなもんですよね。

このシリーズはなんだか安心して読めますよね。短編集だからってのもあるかもしれませんけどね。贅沢な失恋がレストラン、贅沢な恋愛が宝石でしたけど、今回はホテルがテーマです。実在のホテルが8つの短編にでてきて、いい宣伝になってますよね。

どれもこれもおもしろかったけど、唯川恵の描くお話ってのはどうしてこう誰も救われないお話なんでしょうね。それでほんとに幸せなのかい?って思わず聞いてみたくなってしまいましたよ。なんだか「しょうがないよ」って言葉がストーリーの底に流れているようでやりきれなくなってしまいますね。

森瑤子の"東京ステーションホテル"に素敵な男性のセリフがでてきました。クラス会にでた主婦、明子が当時全然気にもしなかった同級生と二次会、三次会と盛り上がり、帰りにホテルに誘われます。嫌なわけじゃないけどまだ気持ちの用意のできていなかった明子は「今夜は帰ります」と告げます。そこで男が言ったセリフ、

「僕とベッドに行きたくなったら、そのときは連絡してくれたまえ」

なんていうか、こう大人の余裕っていう感じの発言ですね。こんなシチュエーションになっても僕にはこんなかっこいい事言えません。絶対自分から電話してしまうだろうな。この男はそれから半年間まったく明子に連絡しません。明子はその夜以来その男のことが頭から離れることもなく、結局電話してしまいます。こういうセリフがすらっと言えるようになったら恋愛もうまくいくんだろうななんて感心してしまいました。でもこのセリフずるいよねぇ。

ホテル、というか旅館でしたけど、には一つだけいい想い出があります。昔、仕事をやめて大学受験のために一年間勉強していた時があるんですけど、ちょうどその一年間つきあっていた彼女がいて、全然遊んでやることもできず、彼女が目一杯気を使ってくれていたのもわかっていたんですけどどうすることもできませんでした。で、受験も終わり合格祝いと彼女への感謝の印にと知り合いのおばさんに頼んで鬼怒川のホテルに安く泊めてもらうことができました。安い部屋なんだろうなって期待しないで行ったらそのホテルの最上階にある貴賓室というところに通されて、内風呂もついてるし、バルコニーには庭もつくられているしってんでずいぶん贅沢な一晩を過ごした記憶があります。料理も部屋でゆっくりと頂きましたしね。あのときの彼女の喜んでくれた笑顔が僕にとって一番の合格祝いだった気がします。あんな夜をまたいつか過ごしてみたいなぁ。

それにしても、どうしてこの「贅沢な〜」シリーズはいわゆる不倫の関係が多いのでしょうかね。僕が思っている以上にそういう関係ってのはありふれていたりしているんでしょうかね。それとも不倫願望の人が多いってことなのかしらね。


posted by kbb at 05:18 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | アンソロジー
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