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2006年03月22日

リトル・バイ・リトル-島本理生

「リトル・バイ・リトル」 島本理生

リトル・バイ・リトルおはようございます。桜も咲いてやっと春らしくなってきましたね。WBCで日本も優勝したし、なんだかうれしいニュースがいっぱいあって、素敵な春になりそうですね。でも、まだまだ朝は水が冷たいんだななんてお米を研ぎながら思いました。世の中のお母さん方はまだまだ大変な季節ですね。

と、ちょっと時候のあいさつっぽい前書きをしたところで、そんな春のそよ風のような文章を書く島本理生の「リトル・バイ・リトル」です。この人の本は初めて手にしたのですけど、本屋さんの書棚で表紙の写真を見てなんだか不思議な気分になって買ってしまいました。

主人公、ふみは母と妹のゆうと三人で暮らしている。ふみとゆうは父親が異なり、さらに母はその二人と別れてしまっている。母は別れただんなと食事をしたり、キックボクサーの周とのさわやかな恋愛なんかを通してふみの日常が描かれていく。タイトルの通り、少しずつ、少しずつ成長していくふみが描かれています。

作者の島本理生ってまだ大学3年生なんですね。って著者略歴を見ながら思ってしまいました。写真も載っていてなかなか整った顔立ちをしているのですけど、若いってだけで売れるのはもう少しだけなのだと、思うとそれだけで話題になって売れてしまって果たしてよいものかどうか心配になってしまいますね。

文章自体はとっても読みやすいし、優しく吹くそよ風のように、静かにしかし快適に物語りは進んでいくのですけど、なんだか結局それだけのような気がしちゃって、それは結局読めてないんだろうななんて思っていますけど、結構毒舌ですね、今日の僕は。

作者があとがきで

明るい小説にしようと、最初から最後までそれだけを考えていた。

と言っています。困難な状況に立ち向かえるのは明るさだけなので、大変なときにこそ笑っているべきだと信じている。とも言っています。なんだか明るい性格のとってもポジティブな人物像を描こうとしているのは読みながらわかるのだけれど、そのポジティブさがなんだか痛々しくて、この明るさはなんだか歪んでいるぞなんて心の中でつぶやきながら読んでしまいましたよ。

まぁ、でもこの作品の中でまだ小学校低学年のゆうちゃんだけが本当の意味で明るかったのだけが救いでしたね。島本理生にはきっと歳の離れた妹がいるんだろうな、なんて思いながら読み終えました。

posted by kbb at 06:11 | 東京 ☁ | Comment(2) | TrackBack(1) | 小説・エッセイ サ行
この記事へのコメント
私も読みましたよ.
kbbさんと同じように,あまり印象に残らない本でした.

軽い本なら,もっと笑えるものがいいかな.
Posted by とと at 2006年03月22日 22:26
ととさん。
はじめまして。おはようございます。

最近「ナラタージュ」が売れてるようで気になっている一人だったんですけど、自分の中の優先順位がちょっと下がりましたね。
人を笑わせたり明るくさせるのって難しいのでしょうね。
Posted by kbb at 2006年03月23日 04:13
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半身浴読書??18??
Excerpt: 『リトル・バイ・リトル』 / 島本理生,読了. 少しですがネタバレありますので
Weblog: 元気に愚痴る♪
Tracked: 2006-03-22 22:24
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