おはようございます。昨日は風が強かったですねぇ。暖かくなってスカートの生地が薄くなっている上にあんな強い風で新宿渋谷あたりに行けば十分目の保養ができたのじゃないかしら。なんて春の嵐からこんな文章しか書けない僕もいればこんな素敵なことを考えている人もいるわけで隣で歩いている人が何考えているか実際わからないですね。これは感性の違いなのかしら。それとも精神年齢?もしかしていつもスケベなこと考えすぎってコトかしら。さて、そんな春の風に手でスカートを押さえながらぽかぽか陽気に誘われるようにランチをするOLが集まりそうな日比谷公園が舞台の小説、「パークライフ」です。吉田修一の芥川賞受賞作だそうです。吉田修一は初めてなのでわくわくしながら本を開いてみました。
帯に芥川賞選評なんて載っていて、三浦哲朗は隅々にまで小説の旨味が詰まっていると絶賛し、河野多恵子は人間が生きて在るとどういうことか、伸びやかに深く伝わると称賛しているのですけど、そこまでおもしろいと思えなかった僕は、きっと全然読めていないんでしょうかね。
公園や登場人物の描写はとっても素敵で、
自分の価値は何人から好かれたじゃなくて、誰から好かれたかってことが大事なのに。
という、印象的な言葉や
「似合いますね」と言おうかと思ったが、言わない方がまた近いうちにこの姿を見られそうで、敢えてその言葉を飲み込んだ。
っていう、とってもためになるセリフとかもあったのになんだかストーリー展開がなくて、最後の彼女の「よし。・・・・・・私ね、決めた」ってセリフも、ん?なにを?って突っ込んでしまいました。全然物語にはいれなかった証拠ですね。
それよりも一緒に収録されている「flowers」の方が面白かったな。飲料配送会社で変な人に囲まれて生活する石田。一緒にでてきた妻の鞠子までどんどんおかしくなっていって、でもそれをだんだんと受け入れていく。一緒に配送している、元旦というやつもとっても変なやつなんですけど、でもこういうやついるよなぁって感じで。どんどん引き込まれてしまう物語でした。


