本のタイトルは過去記事またはアマゾンへ飛びます。出版社等の確認にどうぞ。

2006年04月12日

猛スピードで母は-長嶋有

「猛スピードで母は」 長嶋有

猛スピードで母はおはようございます。家の外からホーホケキョとウグイスが鳴いている声がするのですけど、都内では珍しくないですかね。こんなの聞くの久しぶりでホーホケキョと鳴くのはウグイスだったっけ、それとも別の?とグーグルで調べてしまいましたよ。

そんな鳥とはまったく関係ないのですけど。長嶋有の「猛スピードで母は」です。川上弘美の「あるようなないような」で川上弘美と長嶋有はパソコン通信仲間だったって書いてあったのですけど、まぁそんなのを読んだこともあり、興味をもって買ってみました。

"サイドカーに犬"と"猛スピードで母は"の二編収録です。猛スピードで母は"は芥川受賞作らしいです。帯に村上龍の言葉で「家族の求心力が失われている時代に、勇気を与えてくれる重要な作品である」と書いてあるのですけど、読後に、勇気を与えてくれる?とクビをひねってしまったのは僕がまだ家族をもったことがないからでしょうね。

“猛スピードで母は”は小学生の男の子、慎の視点で“サイドカーに犬”はまだまだ小さい女の子、薫の視点で書いてあります。どちらの作品にもとても魅力的な人が多くでてきて、なんだかうれしくなっちゃいますね。猛スピードで〜の方は母親の再婚するかもしれない恋人が出てくるのですけど、その人も魅力的だし、母親も魅力的なのに、どうしてうまくいかなかったんだろうかって思っちゃいましたけど。

母を亡くしてから、父には恋人ができたのですけど、それが父よりも一回りも下の女性で一回だけ会ったことがあるのですけど、なんだか酔っぱらってひどいことをいった記憶もないのですけど家の近くであっても知らんぷりをされてしまっています。弟なんかは、飲み屋でたまたま一緒になってしまっていきなり頬をひっぱたかれたそうです。なんだかよくわからない女性なのですけど、父親も寂しいだろうし、家族では絶対いやせない寂しさってのもあると思うので、好きにしろって思うことにしています。だからこういう風に子供に賛成される再婚相手というか親の恋人の話を読むとどうしても違和感を感じてしまうのですよね。最後に母親が慎にタバコを車外に捨てるように促す場面があるのですけど、これは絶対許せないって思っちゃいましたけどね。

サイドカー〜の薫ちゃんはそりゃもうかわいらしい女の子で、でもちゃんと自分をもっていて、自分が小さい頃はこんなに考えていたかしら。それとも女の子ってのは精神年齢が高いというけれど、みんなこんな感じなのかしらね。

なんだかわからないけど、幼稚園の頃とか小学校の記憶がほとんど残っていないのですけど、連続的に思い出せる一番小さい時の記憶が小学校六年生の時のものなのですけど、これってどんどん記憶が失われつつあるってことなんでしょうかね。このまま年をとっていくにしたがって記憶もどんどん無くなっていってしまうのでしょうかね。こわいですね〜。なんだか。





posted by kbb at 13:59 | 東京 ☔ | Comment(4) | TrackBack(1) | 小説・エッセイ ナ行
この記事へのコメント
こんにちは。
帯の村上龍の言葉、よくわからないですねえ。

私は親の恋人や再婚相手は、いつも大好きになってました。 すぐになついてしまう節操のない私。  血縁のない彼らをけっして「お父さん」「お母さん」とは呼ばなかったですが。
 
0歳代の記憶がある私は、kbbさんよりも記憶力があるわ、ふふ、いつも年寄り扱いされている(kbbさんに)私だってまだ捨てたもんではないわ! と喜びましたが、 「昔のことは覚えているが昨日食べたものが思い出せない」 というのは、 やっぱり典型的ボケに突入してますか・・。 
典型的というより天然的ですね、とkbbさんが返しそうな、そんな先読みまでしてしまうイジラレキャラになりつつあります。
・・脱したい。
Posted by tsukiko at 2006年04月12日 18:28
tsukikoさん。
おはようございます。

僕の場合、僕がなつかないのでなくて、むこうがなついてくれないのですよ。かわいくない子供のようですよ(笑)

なんだかとっても先読みされてしまって、今回はなかなか鋭いところをみせてくれましたね。

tsukikoさんの0歳代の記憶って聞いてみたいですね〜。どんなんだろう。あやしている大人の顔をみて、あほな顔してる、とかって思っていたのでしょうかね。
新しいことをどんどん覚えるから古い記憶がなくなっていくのだと勝手に思っているのですけど、tsukikoさんは新しいこと全然インプットしていないってコトでいいんでしょうかね。

tsukikoさんのこと年寄りあつかいなんてしていませんからね〜。ただ年の功を頼りにしているだけですよ(笑)
Posted by kbb at 2006年04月13日 18:04
庭の物干しに揺れていた洗濯物やオムツ(自分のですね)の柄とかね、 鴨居に下がっているブランコから落ちて泣いている兄の顔や口元から流れている血とかね、増築に来ていた大工さんの人相とかね、そういったものです。 ハイハイしながら見てたんでしょうね。 
最近、やたらと町で見かける赤ちゃんがかわいくて触りたくなり、 自分で生みたいと思うより早く孫が欲しいとおもう私です。
Posted by tsukiko at 2006年04月14日 12:53
tsukikoさん。
おはようございます。

鴨居からぶら下がったブランコってなんだか素敵ですね。それから落ちた血を流すなんて痛すぎる!
そういうのって見ていた記憶しかないのでしょうか?それとも、それを見て感じた自分の感情なんかも覚えているものなんですか?

それにしても、孫がほしいだなんてまだまだ早いですよ。tsukikoさんはもう一花咲かせないとね。
僕も赤ちゃんとか小さい子とかを見ると思わず手を振ってほほえみかけてしまうのですけど、お母さんに不審者を見る目で見られちゃうのでいやになっちゃいます。
Posted by kbb at 2006年04月16日 10:25
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

お名前・メールアドレス・ホームページアドレスを(入力があれば)クッキーに保存しますか?



この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/16460669

【猛スピードで母は】&【しょっぱいドライブ】
Excerpt: 芥川賞もの2点です。 長嶋有【猛スピードで母は】は2002年の芥川賞。 大道珠貴【しょっぱいドライブ】は2003年の芥川賞。 どちらも文庫本で買いました。 長嶋有のほう..
Weblog: ぱんどら日記
Tracked: 2006-05-11 11:12
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。