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2008年02月20日

ラヴ・コール-伴一彦

「ラヴ・コール」 伴一彦

ラヴ・コールおはようございます。最近なんだか、電話で人と話すのが億劫になってしまって、はやく切ろうとしてしまいます。若かりし頃にはデートに誘うために夜の8時ぐらいに電話をかけ、いつのまにか「あれ、朝日がのぼってきたよ」なんていいながら「新聞配達されちゃったね」とかって会話を続け、「電話をはじめてからそろそろ12時間経つね。そろそろ眠い」と、電話を切るまで長電話していたこともあったのに。12時間も何を話すことがあったんでしょうかね。誰かがこの電話を盗聴しているのがわかったら、今更ながら恥ずかしいですね。そんなに長い時間話していたら下らない自慢話もきっとしていたんだろうなぁ、なんて思っちゃいますものね。

いいものを手に入れたんです。なんだと思います?盗聴器ですよ、盗聴器。でも、ただの盗聴器じゃありません。この世の中で交わされている電話の会話のすべてが、聞けるんですよ。...私が聞いた会話の中で、面白かったものを書き留めてみたんです。それがこの本。


からはじまるこの作品。久しぶりに人に強くすすめたくなる作品でした。どうぞみなさん読んでみてください。といっても、アマゾンでも中古でしか売っていないようですから、探すのが大変だろうけど・・・。

10編以上の短篇が収録されているんですけど、すべてが会話文で構成されています。そりゃそうですよね、盗聴したことが書いてあるだけですものね。

やはり男女の会話が多いのは、それが一番おもしろいからなんでしょうね。口説いているときが一番本性がでやすいですものね。

男女の会話にもいろいろありますね。別れ話あり、口説き話あり、けんかありと悲喜こもごもですね。盗聴されているとわかったらこんな会話していないだろうけどね。

1994年に発行された作品だけあって、「留守電のメッセージを暗証番号で聞く」とか、携帯電話がある世の中しかしらない今の小学生、中学生にはきっと理解できない行動もあるんでしょうね。

この作者は「喰いタン」や「君の瞳に恋してる!」なんかの脚本を書いた人のようですね(伴一彦公式サイト)。三谷幸喜の「俺はその夜多くのことを学んだ」(過去記事)に通じるものがあるかもしれない。この本が好きだった人はぜひ読んでみてくださいな。



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posted by kbb at 06:59 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ ハ行
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