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2008年02月21日

増量 誰も知らない名言集-リリー・フランキー

「増量 誰も知らない名言集」 リリー・フランキー

増量・誰も知らない名言集僕は基本的に泣かせようと企画されたものが嫌いで、あまりそういうのに触れないようにしています。だって、世の中にはそんなことしなくても、もっと悲しくなるもの、涙を流したくなるような感動するものがたくさんあるんですもの。

例えば、赤ん坊が生まれ出てきたときに持っているけど、成長するにしたがってなくなっていくような本能のようなものに、感動の涙はとっておきたい。赤ん坊は掌を触れられると自然と手を握ろうとする。赤ん坊は高いところから落ちるときには体幹を丸めて頭などを守ろうとする。赤ん坊は唇に触れられると乳を吸うように唇をすぼめる。(参考)すべてが生まれてきて誰にも教えられていないのに、反射として行動するものです。人は生まれてきてこんなにも一生懸命生きようとするのに、成長にしたがってこれらのことを忘れていき、自らの命を絶とうとするひともいます。こんなことを考えながら友人の看護教育の教科書を読み、ジョナサンで泣いたのは私です。今思い出すと恥ずかしい・・・;;

というわけで、リリー・フランキーの「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」は見てもいないし、読んでもいません。あれだけ感動を煽るような宣伝をされてしまったらなかなか手が出せない。というわけで、リリー・フランキーの人となりもよくわからなかったんですけど、一度は手に取ってみようということで、本作品「増量 誰も知らない名言集」を読んでみました。

リリー・フランキーがいわゆる有名人や著名人からではなく、一般の、例えば彼の友人などが発した何気ない一言を集めています。彼曰く、

本当に味のある名言は、日常生活の中で無意識のうちに口をついて出たような言葉。


だからです。

でも、この本。タイトルに騙されて買ったとしても、電車の中や人がのぞき込めるようなところでは絶対に開かないでください。いつも下品なこのブログでだって、その名言の数々を一つだってのせるのに遠慮してしまうのだから。下品などと、いいましたが、実際読んでみるとそれらは決して下品の一言で片づけられるものではないんですけど、ただ覗き込むような人たちからしてみたらそれらは下品の一言で片づけられてしまって、あなたの品性を勝手に疑われてしまうから要注意ですよ。

それにしてもリリー・フランキーって、この本を読む限りでは、結構ヘビーな人生を歩んできた人なんですね。たまにテレビでコメンテーターとして出演しているのを見かけるんですけど、爆笑問題あたりからなにかに対する意見を求められてもすっごいつまらなそうに答えているのが印象的でした。彼は実際世の中のすべて、少なくとも彼がテレビで意見を求められるようなものに対してはおもしろさはまったく感じていないんでしょうね。「そんなのどうってことないんじゃない?」っていうのが、この本を読んだ限りでは、彼の感想としかおもえません。だからこそのあの表情なんじゃないかしら、と勝手に納得してしまいました。

まぁ、ここまで書いてきたんですけど、結局「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」はこれからも目にしないようにするとは思いますけどね。冒頭に書いたこともあるけれど、まぁこのブログを読んでらっしゃる方はご存じかとは思いますけど、本当の理由はただ涙もろいからなだけなんですけどね。最近泣くことがなんだかめんどくさくなっちゃって。そのあとの自分の気持ちの整理の仕方を考えるのがとってもめんどくさいんです。でも、本を読んでいて突然あらわれる、そういう場面に遭遇するのは、この本と出会えてよかった、ってポジティブに思えるんですけどね。



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posted by kbb at 20:16 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ ラワ行
この記事へのコメント
こんにちは!

私も非常に涙もろく、感動をあおる系の本は避けるようにしているので今回のお話は凄く共感しました^^
泣くのがわかってて読むのは物凄く面倒ですよね。
あと、ものにもよりますが、お涙ちょうだいの作品ってあるレベルまでなら誰でもかけてしまう気がするんです。死とか病気とか、泣くに決まってますから。
Posted by 黒猫 at 2008年02月22日 17:26
黒猫さん。こんばんは。

黒猫さんも、涙もろいんですか。(・_・)/\(・_・)ナカマ!

たしかに、誰にでも書ける内容のものもありますよねぇ。でも、途中で泣かせようとしている、って思っちゃうともう拒否反応というか、涙はでてこないんですよねぇ。不思議なものです。

でも泣くのがわかっているけどやめられないっていうのもあって、浅田次郎はやめられないんですよねぇ。やっぱりうまいからなんでしょうね。
Posted by kbb at 2008年02月22日 22:01
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