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2008年03月21日

生存者、一名-歌野晶午

「生存者、一名」 歌野晶午

こんばんは。昨日は地下鉄サリン事件から13年目だったんですね。当時高校生の僕はもちろんまじめに高校なんていってなかったわけで、そのおかげで日比谷線の隣を走る東横線にのることもなく、おかげで夕方に起き出してバイト先にいってはじめてみんなからそのニュースを聞いて知ったのでした。その無差別ぶりにびっくりしたと同時に、被害者の方には悪いと思いつつ自分が乗り合わせなかったことに素直にほっとしました。被害者の方々のご冥福をお祈りいたします。

そんな狂信的な教団の信者で都内の駅で爆破テロを起こして鹿児島沖の離島でひっそりと逃亡生活をおくる4人が主役の物語が本日の「生存者、一名」です。

歌野晶午はもう僕にとって安心して読める作家の一人となりました。この本も夜に眠れなくて軽く読もうと思って手に取ったら最後までおけなくなるぐらいのめり込んでしまいました。物語の作り方がうまくて、次はどうなるの?って思っちゃうので途中で置きたくないんですよね。彼の作品は電車で目的地も決めずに旅にでたときのお供にちょうどよいかもしれないですね。読み終わった駅でおりるなんて楽しそうな旅になりそうじゃないですか?

さて、作品ですが、四名の信者が残り少ない食料を心配しながら隠遁生活をおくるわけですが、そこは人間。食料のことで争い、一人、また一人と殺されていきます。犯人は誰なのか?誰が最後まで残るのか。手に汗握る感じですね。タイトルにあるとおり生存者は一名だけなんですけど、それが誰になるかってところがポイントです。最後のページまで目が離せなくて、さらに最後の一行まできたところで必ず途中のページまで戻ってしまうはずです。

でも、本土から船で10時間も離れた無人島に何ヶ月も住んでいられないだろうなぁ。広辞苑でもあれば、暇つぶしにもなるのだろうけど、そんな島まではきっとアマゾンは届けてくれないですものね。きっと活字中毒なんでしょうね、僕は。電車の中でだって、本を読み終わってしまって、ほかに読むモノがないときは困ってしまいますモノ。そういうときに満員電車はまわりに興味深い人が一人や二人はいるものだから楽なんですけどね。もちろん美人さんもいっぱいいますものね。ってこんな風に思える僕は幸福者なんでしょうね。




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posted by kbb at 00:05 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(1) | 歌野晶午
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[読書] すっきりとした構成
Excerpt: 歌野晶午、「生存者、一名」(祥伝社文庫) タイトルおよび冒頭の記述から、一人が生き残ってあとは全員死ぬことがわかる。ストーリーは、絶海の孤島に5人が閉じ込められ、一人、また一人と死んでいき……という..
Weblog: よしのずいから
Tracked: 2008-08-25 03:18
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