本のタイトルは過去記事またはアマゾンへ飛びます。出版社等の確認にどうぞ。

2009年02月08日

スキップ-北村薫

「スキップ」 北村薫

スキップこんばんは。

先日駅で知り合いを見かけました。といっても顔は知っているのに、名前もどこで会った人かも思い出せなくて悶々としてしまいました。なんだかとっても悲しい気分になりますね。

さて、以前創作表現の本を読んだのですけど、なんにも身についていないのはこのブログを読めばバレバレですね。そんな北村薫の小説を初めて読みました。「スキップ」です。「ターン」「リセット」と三部作になっているようですね。これがよかったら「ターン」と「リセット」も読んでみようと思って読み始めたわけですけど、さっそく買いに行ってきました。それぐらいおもしろかったです。

昭和四十年代に高校生だった一ノ瀬真理子はうとうとしていた。起きてみたら四十二歳になっていた。十七歳の娘がいて高校教師の旦那もいる。ついでにいえば自分も高校教師になっていた。十七から四十二までの記憶が一切ないことが悲しいけれど、この世界で自分の責任を果たさないと四十二歳の真理子さんがかわいそうだ。
四十二歳の真理子さんとして十七歳の真理子が現実世界に適応していく物語です。

時の欠落は埋めることは出来ない。だからこそ人間なのだ。

だからこそ「今」を大切にしないといけないってことなのでしょうね。時をテーマに描かれた作品はいっぱいありますけど、やはり誰もが未来から今に戻ってくることはできないっていいますよね。もう戻ること、変えることができないからこそ今を大切にしないといけないんですよね。いや、わかってはいるんですけどね。のんべんだらりと過ごしてしまう。性格を変えるところからはじめないといけないんでしょうね。

冒頭の知り合いですけど、別の友人に聞いたら誰だかわかって名前もちゃんと判明いたしました。大学一年の時にずいぶん仲のよかった子でした。デートはしたことはなかったですけど、何度も飲みにいったことがあるのに忘れてしまうなんてだめな子ですね、僕は。ころころとよく笑う女の子でした。なんだか懐かしいって気になっちゃうのは、自分が年をとりすぎたってことなのでしょうかね。人の顔や名前がでてこないんですもの、そりゃ老化ですね。それともアルコールの飲み過ぎで脳がちっちゃくなっているのでしょうかね。こわいですねぇ。




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2009年01月03日

オテル モル-栗田有紀

「オテル モル」 栗田有起

オテル モルこんにちは。
もう正月三が日も終わりですね。なんだかんだでだらだらと過ごしています。正月休みも明日で終わりだなんて、寂しいですね。こうやって毎日毎日どんどん過ぎていくんですね。って年末にも同じような反省をしていたのはきっと気のせいではないでしょう。

さて食っちゃ寝、食っちゃ寝を繰り返してどんどん時が過ぎていくわけですけど、それの理由の一つがこの栗田有起の作品、「オテル モル」なんです!読んでいるとページを繰る指がだんだんと止まっていき、まぶたがだんだんと下がっていってしまう。この本の魔力は怖いです。といっても、つまらなくてそういう現象が起こるわけではなくて、この作品の世界の心地よさに睡魔がおそってくるのです。

「悪夢は悪魔だ」
を合い言葉にいらっしゃったお客様に最高の眠りを提供するオテル、
「オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン」
「ぐっすりもぐらホテル」ぐらいの訳がつけられるこのホテル。都心の高層ビルの間の細い道を入った奥の地下にあるホテル。地下13階建てのこのオテルでは日没から日の出まで最高の眠りを手に入れるべく様々なお客様が集まってくる。
そんなオテルに就職した希里。双子の妹、沙衣は覚醒剤に溺れてリハビリ施設に入院中だ。両親は沙衣につきっきりで彼女の世話をしている。希里は沙衣の旦那と沙衣と旦那の子供、美亜と三人暮らしだ。
沙衣の旦那は希里の高校の時の彼氏。そんな複雑な家庭で過ごしている希里と沙衣は陰と陽のような存在だ。希里は誘眠顔のおかげでオテルに就職が決まったが、沙衣は覚醒顔をしている。そしてそんな沙衣にもやっぱり必要なのは安らかな眠りだった。

こんな風に物語がすすんでいくのですけど、物語を先に進みたいのに、睡魔がおそってきて二時間ぐらいの睡眠を繰り返してしまう。えてして、そういうときは夢にうなされることが多いのに、この時は心地よい夢だったみたいだ。といっても見た夢の内容なんてなんにも覚えていないから素敵な初夢を見ることができたのかわからないのですけど。

このオテルには客室係兼経営者の外山さんがいる。ビロードのカーテンには「ビロード」と書かれたプレートを、マホガニーの机には「マホガニー」のプレートをつける。そうやってきちんときちんと物事をしていかないと気が済まない。けれど、客商売の一番重要なことは「臨機応変」だってことも知っている。こういうきちんとした人が社会を回しているんでしょうね、きっと。こういう人のおかげで僕みたいな怠惰な人間がぐっすりと眠っていても世間は動いていくのでしょう。まぁそんな簡単にはかわれないのだから、少しずつ外山さんのようになろう、そう思う正月三日でした。

それにしても「コイノカオリ」に収録されていた"泣きっ面にハニー"で一気に好きになってしまった栗田有紀でしたが、間違っていませんでしたね。新年早々こんな素敵な出会いがあるなんて、今年はいい年が過ごせそうな予感がします。よかった。よかった。



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2008年12月29日

ななつのこ-加納朋子

「ななつのこ」 加納朋子

ななつのここんにちは。とうとう29日ですね。年賀状も書き終わって、忘年会の予定もすべてこなしたあとは新しい年を静かに待つだけですね。テレビも相変わらずお笑い番組だらけっていうのも例年通りの日本のようで安心ですね。今年の反省でもしながら新しい年を待つことにしましょう。

さて「ななつのこ」、加納朋子です。加納朋子のデビュー作です。
「ななつのこ」という本の作者に駒子がファンレターをだすところから始まるこの物語。作者と駒子のやりとりの中で駒子が遭遇した日常の謎を提示し、それを解き明かしてみる作者。殺人や強盗なんていうのは起こらないけれど、日常に潜む不思議さがよく描かれています。ロマンスもあり微笑ましい情景も書かれていて、飽きさせないつくりになっていました。
小説のタイトルと同じ小説が劇中作として登場していてその作者とのやりとりを全体の作者である加納朋子が考え出している。だんだん頭が混乱してきました。

こんなに手の込んだ作品を破綻なく考え出せるって言うのはすごいですよね。書き上がっていく内にどんどんうれしくなっていくんだろうなぁって想像しながら読んでいました。
駒子の性格描写も物語に引き込まれた原因ですかね。こんなに素敵な女の子がまわりにいたら忘年会もなにもかもほっぽりだして、デートに誘いまくるのになぁ。
加納朋子の描く女の子が魅力的なのは、加納朋子自身が魅力的なんだろうなぁって思っちゃいます。これはただのファン心理なんでしょうかね。

加納朋子にファンレターを出して聞いてみようかしらね。

さて、新しい年を静かに待っているだけじゃつまらないので、いつも通り本を読むことにでもしましょうか。あと三日。何冊の本が読めますかねぇ。まぁ積ん読が100冊近くあるので、読む本には困ることはないんですけどねぇ。




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2008年11月02日

最高の銀行強盗のための47ヶ条-トロイ・クック

「最高の銀行強盗のための47ヶ条」 トロイ・クック

最高の銀行強盗のための47ヶ条こんにちは。

最近寒いですね。このあいだ、どっかのお手洗いにあった風で洗った手の水を飛ばして乾かしてくれるジェットタオルに手を入れたら、その風がとっても冷たかったです。夏の間はあの風が気持ちよかったのに、いつからあの風が身をこごらせるようになったんでしょうかね。そういう風に感じ方が変わる一瞬っていうのはいつなのか、それを感じられるようになりたいな。

さて、本が好き!から献本いただいた作品です。自分で海外小説を買うことがめったにないので、ありがたいです。

父親に連れられて小さいときから銀行強盗をくりかえしてきたタラ。父親の決める銀行強盗に失敗しないための47ヶ条を忠実に守りながら、捕まることもない。そして美人でグラマーに育った彼女がある田舎町で出会ったのはマックス。マックスとの出会いがタラを父親からの逃避行へと走らせる。しつこい父親とマックスの父親の保安官、そして昔からの父親の仲間。FBIの猟奇趣味をもった捜査官なども入り込み、いろんな人間の思惑と行動が入り乱れていく。

タラも最初は父親を尊敬し、父親の決めた47ヶ条を忠実に守っていた。しかし、いつしかその父親を嫌悪するようになる。ジェットタオルの風のように、朝起きて掛け布団をはいだときに感じる空気の冷たさのように、いつ身をこごらせる空気に変わったのか気づけないように、ある日父親を嫌悪しているようになる。

正直に言えば、タイトルにある47ヶ条をもっとクローズアップしてほしかった。そこまで物語において重要な役割を与えられていなかったのが残念だった。あと、ところどころの文章にボールドがかけられているのですけど、その文章に大きな意味を感じられないのが、ハテナだった。

そういうフォントを変えるような編集が好きじゃないって言うのが一番大きいのだけれど、それがなければもう少し楽しめた気がする。そこが気になるっていうのは、まだまだ物語に入り込めていなかったってことなのかもしれないですけどね。

ところで、今これを書いていて思ったのですけど、ジェットタオルの風ってきっと温風にする機能があるはずですよねぇ。そこをちゃんと調整していてもらえれば身を震わすこともなかったっってことですね。




最高の銀行強盗のための47ヶ条
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書評/ミステリ・サスペンス



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2008年10月30日

フィルム-小山薫堂

「フィルム」 小山薫堂

フィルムこんばんは。

もう先週になっちゃいましたけど、結婚式に行って来ました。




スティッチ結婚結婚式っていいもんですね。挙式と披露宴の両方に出席してきたのですけど、挙式で新婦がウエディングドレスで出てきたときから涙が止まりませんでした。あの子がこんなにきれいになっちゃってっていう父親的な気持ちだったのかもしれません。でも、怒りは感じていないのでむしろ兄貴的な気持ちかもしれないですね。

両親への手紙やらケーキカットやらおきまりの演出もさることながら、新郎が中座するときのエスコート役にサプライズで新郎の母親を指名して、さらに母親をお姫様抱っこで出ていったときは、涙が止めどもなくでてしまって、しばらくお酒も飲めませんでした。

当日は花嫁の誕生日だったので、花嫁に内緒でバースデイケーキが用意してあったりとサプライズ続きの結婚式でしたけど、人を喜ばすのって気持ちがいいですよね。誰かの幸せの場面に立ち会いながら飲むお酒ってなんともいえずおいしかった。あんなお酒なら毎日でも飲みたいのですけど、だれか結婚式に招待してくれる人はいないですかね?ってご祝儀貧乏になりそうですけどね(笑)

さて、昔フジテレビの深夜にやっていたカノッサの屈辱(この番組を知っている人がほとんどいないのが悲しい)や料理の鉄人などのプロデューサーで、今はFM横浜などでラジオ番組などにも出演している小山薫堂という人をみなさんご存じでしょうか?この人の考えていることって結構おもしろくて、土曜の午前中なんかに車を運転するときは必ずこの人の出ているラジオをかけちゃうぐらい好きなんです。で、この人自分でレストランなんかもプロデュースしていて、その名も「タワシタ」というお店らしいです。元祖隠れ家っていう感じのお店で電話番号は一切非公開。住所は判明しているので、お店にいって初めて予約できるようなそんなお店になっているようです。噂によると、その日のメニューが全部手書きの絵で描かれているようで、それを聞いただけで一度行ってみたいのですけど、電話番号どなたか知りませんかね?

こんなところからもわかるようにこの人は人を喜ばせるのが大好きなんでしょうね。だからこそ、おもしろい番組がいっぱいつくれるのかもしれないですね。

そんな彼の小説が「フィルム」です。短編集なんですけど「タワシタ」の誕生秘話らしい"タワシタ"というお話もでてきて、自分たちの手で作り上げたのがよくわかります。

他にも倦怠期のカップルが遭遇する不思議なカレー屋さんのお話"セレンディップの奇跡"なんてお話もあってこのお話がまたいいんだなぁ。

ってなにがいいのかよくわからない説明になっていますけど、ぜひ一度手にとってみてください。そして彼の出演しているラジオを是非聴いてください。彼の人柄や彼の考え方にきっとはまっていくはずです。

窓から東京タワーが見えるというタワシタというお店。誰かを喜ばせるためにそこへ行ってみたいなぁ。喜んでいるときの女の子の顔が一番素敵ですものね。この間の花嫁のように。




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2008年10月22日

生物としての静物-開高健

「生物としての静物」 開高健

生物としての静物こんばんは。相変わらずスパスパとタバコを吸っています。お酒は今日で飲まなくなって4日目です。まぁ今週末には友人の結婚式があるので、禁酒期間もどうしてもそこまでにしかならないんですけどね。結婚式なんて大手を振るって飲めるところで、僕が飲まなかったらみんなを心配させてしまいますからね。っていうのはただのいいわけなんですけどね。

さて開高健です。以前山口瞳を読んで、この文章は僕には合わないなぁと思って開高健も似たようなもんだろうと思っていたのですけど、この人の文章は僕は好きですね。

サントリーの前身、寿屋のPR紙として創刊された「洋酒天国」を創刊した人としても開高健は有名ですけど、さすが広告屋さんだっただけあって、何を書かせてもそれがすばらしいものに思えてしまいます。

本書はエッセイなんですけど、開高健が愛したものが描かれています。ジッポーなどのライターにはじまって、釣りに使うルアー、使い古したベルト、正露丸、蚊取り線香などなど。この人は身近にあるものをなんでも愛した人なんだろうなぁってことがよくわかります。

彼の文章を読んで、第一次世界大戦当時からデザインが全然変わっていないとうオーストリアのイムコというライターがすっごく欲しくなってしまったんですけど、ライターをすぐに無くしてしまう僕にはもったいないですね。

開高健は従軍記者としてベトナム戦争に行き、そこで敵の機銃掃射に遭い、200人いたのが17人しか生き残れなかったってことがあったようです。たぶん彼はその時、一度死んでいるのでしょうね。だから彼の文章からは世の中には大した問題があるようには感じられない。だからといって全てを見放しているとかそういう風には感じられないんですけどね。一度突き放した上で、遠くから眺めているっていう言い方が正しいのかもしれないですね。そういう風に物を観ているから好きな物でさえも細かいところまで描けるのかもしれないですね。

僕なんて好きになってしまったら、好きなんだから好きなの!としか言えないですもの。もっとうまく説明できるようになればいいのでしょうけどね。そのためにももっともっっと言葉を勉強しないといけないですね。




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2008年10月06日

レインレイン・ボウ-加納朋子

「レインレイン・ボウ」 加納朋子

レインレイン・ボウこんばんは。

雨の日と人身事故と月曜日ではじまった今週でした。久しぶりにホームに入れないほどの混みようで困ってしまったのもつかの間、いつもより長い時間本が読めると少しうれしくなったのは内緒です。

そういえば加納朋子には「月曜日の水玉模様」って作品がありましたね。そんな加納朋子の「レインレイン・ボウ」です。

七つの短編集が収録されています。それぞれの短編が虹の七色にまつわるお話になっていて、なおかつ連作短編集となっています。スカーレットやひよこ色といわれても虹の色としてはピンとこなかったんですけどね。

大筋としては、高校時代のソフトボール部員が部員の一人の葬式を機会に集まってくるというものです。そしてその亡くなった人の一番の親友であった部員が来ていなかったところからみんなの考えというか、思惑で話がすすんでいきます。

あの子とあの子はあまり仲良くなかった。あの子はこんな性格だった、などなど女同士の怖さがしっかりと出ている反面高校時代はぱっとしなかったのに化粧と洋服でずいぶん変わった人もいて女って怖いなぁと相変わらず考えさせられました。

最後の短編に出てくる陶子。ソフトボール部の部長でみんなに公平に接してだれからも慕われていた陶子。この人は「月曜日の水玉模様」ででてくる陶子と同一人物らしく、あれともシンクロしているのかとなんだかうれしくなっちゃうようなお話になっています。

途中で少しいやになっちゃうようなエピソードももちろんあるんですけど、最後は虹を見たかのように気持ちのよい終わり方をしてくれます。

そういえば雨が上がった後にでてくる虹っていうのは雨で重くなった気持ちを和らげてくれるために出てくるように神様が粋な計らいをしたものなのかもしれないですね。




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2008年10月05日

死日記-桂望実

「死日記」 桂望実

死日記こんにちは。

昨日の記事の教訓は、風邪を引いたときには情報を発信するなってことですかね。普段から何を言っているかわからないのに、いつもよりももっとわからなくなっていていやになっちゃいますものね。

風邪はおかげさまですっかり熱もひいて、のどが痛いだけになりました。薬のおかげかぐっすり眠れることもできて、なんだか久しぶりに元気な日曜日の朝を過ごしている気がします。今日はなんの予定もないので、ぼーっとして過ごそうかと思っています。

さて、「県庁の星」の桂望実のデビュー作「死日記」です。桂望実って元々はフリーのライターだったんですね。どおりで事実の描写がうまいんでしょうね。

内容はといえば、タイトル通りのものです。14歳の中学生、田口潤の死に至るまでの日記が描かれています。途中まではどうなってしまうんだろうと、はらはらさせられるような書き方がしてあるんですけど、やっぱり最後は殺されてしまうんだ、と悲しくなってしまいます。しかも潤を殺すのは実の母と家に転がり込んできた母の恋人。

交通事故で死んだ実の父も、酒を飲んで潤や母に暴力を振るう男だった。仕事もせずにギャンブルばかりして酒を飲む。父が死んだ後に母が連れてきた男も同じような男だった。

どうして仕事もせずにギャンブルするお金があるのかわからないのですけど、世の中にはこういう男が結構いるみたいですね。

しかもそういう男しか愛せない女もいるみたいで、世の中には似たような事件がごろごろしていますものね。そういう男と一緒にいても幸せじゃないだろうと端から見ていると思うのですけど、本人からしてみたらそれが一番幸せなんでしょうかね。わからないことだらけです。

こんな悲しいタイトルが表紙にでっかくかいてあって、さらに涙が出てきてしまう本書なので、電車の中や外で読むときには注意してくださいね。久しぶりに表紙にカバーをかけて持ち歩いていました。




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2008年09月27日

チーム・バチスタの栄光(下)-海堂尊

「チーム・バチスタの栄光(下)」 海堂尊

チーム・バチスタの栄光(下)おはようございます。

「チーム・バチスタの栄光」下巻です。上巻の記事から先にどうぞー。

さて、下巻に入りがらっと物語がかわります。厚生省の役人技官・白鳥が登場します。上下巻が一緒になっていた単行本ならここで物語が変わっていいアクセントになっていたんでしょうね。口は悪いし、態度も悪い白鳥。どうみても厚生省の役人には見えないのだけれど、田口の聞き取り調査がパッシヴフェーズ調査だと断定する。そして次に必要なのはアクティヴフェーズ調査だと主張する。

この辺なかなかわかりづらいのですけど、結局相手の態度を積極的に変えていくってことなんでしょうかね。

そして白鳥のアクティヴフェーズ調査によって術中死の原因が少しずつ姿を現してくる。原因は手術ミスだったのか、はたまた殺人だったのか。

一度心臓を止めてからまた動かすという強引な手術であるバチスタ手術。だから原因もウヤムヤになりがちだ。この手術を通して日本の医療が抱える問題点がいくつも浮き彫りになってくる。死後の解剖の不備。麻酔医の過酷な労働。サイドストーリーとして大学病院における人間模様などなど。さすがに現役の医師が書いているだけあってリアリティがあって読みやすい。もちろん部外者だからこそ楽しめるのかもしれないけどね。

以前大阪の方の病院で麻酔医を募集しているのがニュースになっていましたね。募集しているだけならニュースになんかならないのだろうけど、年収3千万だかなんだかの金額がニュースになっていましたね。でも今流行の外資系なんかには長者番付の一番上になっちゃうようなサラリーマンもいるんですものね。それなのに、過酷な労働時間と人の死を預かる緊張感の医師はそんなに稼ぐことができない。お金を右から左に流すのにもそれなりの緊張感はあるかもしれないですけど、お金はまた稼ぐことができますもの。それよりかは人の死を預かる緊張感を四六時中抱えている医師にもうすこし稼がせてあげてもいいんじゃないかしらね。不思議なものでそういう緊張感を感じる現場から離れて上の立場になればなるほど給料がよくなるっていうのもおかしいものですね。

まぁそんなこと言ってもしょうがないのですけどね。動物園の檻の中にいる動物を想像してこんなところに入れられてかわいそうって思いますけど、動物にしてみれば死の危険がゼロになるのだから喜んでいるのかもしれないですね。当事者にならない限り永遠にわからないってことなのでしょうね。




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チーム・バチスタの栄光(上)-海堂尊

「チーム・バチスタの栄光(上)」 海堂尊

お弁当おはようございます。

動物園行って来ましたよ。ズーラシアです。朝早くに起きておにぎり作って行って来ました。先日の「怪しいお仕事!」のコメント欄でのMOWさんとのやりとりで興味深いことがわかったと書いたんですけど、なにがわかったのをすっかり忘れてしまって困ってしまっています。おかげで一日更新が遅れてしまったんですけど・・・。

オカピオカピサンデーオカピの名前が「おかしい」って日本語から来たのじゃないってことだけはわかったんですけどね・・・。ってかすっかり騙されたまんま案内板で説明を読むまでわからなかったんですけどね・・・。

出口の所にあるハーゲンダッツでオカピサンデーなんてものが売っていたので食べてきました。なんでも商売になるのだなぁ、と思いつつそれに乗っている自分もいるわけでなんとも言えないですね。まぁ動物園ってなかなかいいデートスポットってことですね。周りには高校生ぐらいのカップルなんかもいて、そこで手をつなぐんだ、なんてテレパシーでアドバイスしていたんですけど伝わらなかったようです。

チーム・バチスタの栄光(上)さて、本の雰囲気とも全然ちがう長い前置きで、どうせなら記事をわければいいのに、と思うのだけれどどうせ上下で分かれている作品だからいいだろう、ということでこのまま突っ走ります。「チーム・バチスタの栄光(上)」です。海堂尊のデビュー作らしいです。第4回このミス大賞を受賞した作品です。このミス大賞受賞作の中でも一番成功したものと言えるんじゃないでしょうかね。映画にもなりましたし、今度は伊藤淳史主演でテレビドラマにもなるそうですね。まぁハズレのないこのミス大賞なので安心して読めますね。

お話はといえば、バチスタ手術という拡張型心筋症の治療法がある。心臓移植の代替の手術だ。大きくなった心臓ならば小さくしちゃえばいいじゃない、っていう南米の人間が考え出した手術だ。それをアメリカで心臓手術のスペシャリストとして成功して日本に帰ってきた桐生恭一を長とする天才外科チームが東城大学病院で行われていた。通常60%ほどしかないこの手術の成功率がこのチームにやらせると失敗は30例中たったの3例だった。しかし術中死だったこの3例に疑問をもった桐生が院長に調査を依頼し、その任についたのが万年ヒラ講師の田口。彼の調査が始まった。

というわけで、上巻は田口の聞き取り調査が主な内容となります。
チームに関わる7人の聞き取り調査をする田口。血が見るのが怖いという理由で神経内科の医師となった田口にとっては外科手術の知識なんてさっぱりない。なのに彼に任されたこの調査。どうなってしまうのでしょうかね。

聞き取り調査のやりとりをみていてもかみ合わないやりとりがあったりして、なんだか心配になってしまいます。でもそれぞれのインタビューの最後に名前とその由来やエピソードを聞く場面があってこれはいいなぁ、なんて思いながら読んでいました。

自分も初対面の女の子に会うと名前と漢字を聞いて「素敵な名前だね」なんて言ってあげるんですけど、それはその人が一番長くつきあっているのがその人の名前だと思うから。それだけ長くつきあっていれば好きだろうが嫌いだろうがほめられて悪い気はしないはずなんて根拠なしポジティブな理由で言い続けています。でも今までイヤな顔をした子がいなかったので大きく間違ってはいないのでしょうね。でも、いまじゃあ初対面の子に会って言う僕のセリフを周りの人間がわざとタイミング良く言ってしまうので思わず笑ってしまって言えなくなってしまうことが多いのですけどね。

さて物語は下巻へと続いていきます。どうなってしまうのか!?乞うご期待です。





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2008年09月23日

怪しいお仕事!-北尾トロ

「怪しいお仕事!」 北尾トロ

怪しいお仕事!おはようございます。

晴れてよかったですねぇ。今日は動物園に行くということで、きのうはあれからすぐに寝たんですけど、そしたら朝の5時に目が覚めてしまって、お弁当も作り終わっちゃいました。おにぎりはつくったんですけど、卵も鶏肉もなかったので卵焼きも鳥の唐揚げもなしです、って買っておかなきゃないに決まってますよねぇ。

というわけで、支度も終わったけど時間があまっていることでブログでも書いてしまいましょう。

北尾トロの「怪しいお仕事!」です。以前読んだ「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」が思いの外おもしろかったので、こいつは暇つぶしにちょうどいいと北尾トロ二冊目です。

いろんな職業の人にインタビューをして、その職業の知りたいこと!が書かれています。といっても、普通の職業ではなくて、いわゆるアングラな職業の人たち。競馬の予想屋さんやポーカー屋、興信所やお寺売買人などなど、普通に生活していたんじゃ出会えない人ばかりにインタビューをしています。

興信所に浮気調査を頼むと、それを弱みに金を脅迫されるとか、市会議員や大学教授を脅す必要ができたら弱みを作っちゃえばいい、なんて興信所のオーナーが言うと、僕らは何を信じていいのかわからなくなってしまいますね。

落としやすいのは人がよくて好奇心が強い人間だ


なんて書いてあると、自分のことかしらと心配になっちゃいます。ってその前に弱みを握られて脅されるような立場にならないといけませんね。エラくなるってのもそれだけリスキーなことなんですね。

さて、一番怪しいお仕事をしている人と言えば、北尾トロさん!あなたじゃないですか!?裁判の傍聴をしてみたり、裏商売の人たちにインタビューしてみたり。見返しのプロフィールによるとライターという職業らしいのだけれど、ネット古書店なんかもやっている。でそのホームページを見てみると古書店は休業中とのこと。何をしている人なんでしょうかね。就職するも初日の昼休みで辞めるって書いてあると、おいおい、あんたは沢木耕太郎かい!?、ってつっこんじゃいますね。

まぁこういう自由な感じの生き方が人間には一番あっているのかもしれないですね。マンモスを捕って暮らしていたような時代には人間を囲う柵なんてなかったはずですものね。ってマンモスを捕るためにはそれなりの役割分担が必要なのかぁ。そう考えるとそのころから人間は指揮する者と命令される者に分かれていたのかもしれないですね。ってことは人間は最初から不自由なのかもしれないですね。




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2008年09月11日

裁判長!ここは懲役4年でどうすか-北尾トロ

「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」 北尾トロ

裁判長!ここは懲役4年でどうすかこんばんは。

ニューヨークに飛行機がつっこむというものすごい映像が飛び込んできてから7年も経ちましたね。
そんな日に三人の死刑が執行されましたね。人間の命がいかにたやすく絶たれるかっていうのがよくわかる日になりそうです。

人間の命が人間によって裁かれるところ、それが裁判所です。そんな裁判所の傍聴記が今回の「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」です。北尾トロという人の作品です。

量刑相場といわれるように、人を三人殺せば死刑で、二人なら無期懲役というようにパターン化されているのが現状の裁判のようです。加害者にもそれぞれのドラマがあり、それが情状酌量という形で判決に反映されているかのように見えますが、やっぱり裁判官も人の子。どうしても前例を踏襲したくなるのでしょうね。

そんな裁判の傍聴経験からこんなタイトルになったのでしょう。北尾トロ自身も判決はだいたいわかる、と言っています。

まぁそうはいっても、裁判所で裁かれるものは殺人ばかりではなくて、離婚の民事調停であったり、チンケな窃盗であったり、痴漢であったりするわけで、そこには微笑ましいというか、思わず通ってまで傍聴したくなるような事件がいっぱいあるそうです。

朝一で裁判所まで行ってその日の裁判の予定を調べる。猥褻関連の事件などはスケベ心丸出しでまっさきに予定に入れる。そんな風に通う傍聴マニアとも呼べるような人が世の中にたくさんいる。そんな人たちの生態まで描かれていて、作者自身もそのマニアの一人のはずなのに、他人事のように描写している。

日本の裁判所ではそういった悲喜こもごものドラマが繰り広げられているわけですけど、よくよく考えてみたら、9・11事件も裁判を経ずに行われた誰かによるアメリカへの刑の執行だとも考えられますね。

人が人を裁く。それがいかに難しく、いかに大変なことか。そんなことを考えさせてもらえる一日でした。




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2008年07月21日

謎の母-久世光彦

「謎の母」 久世光彦

謎の母こんにちは。三連休も終わっちゃいますね。なんだかこの三連休は遊び倒して充実なものになったんですけど、みなさんはどうでしたか?

久世光彦。初めて読む作家さんでした。川上弘美の「センセイの鞄」WOWOWで放送したときの演出をした方です。といってもこの人、本業は演出家ですが、作家としていくつも作品があります。そのうちの一つ「謎の母」です。

川上弘美の原作を映像化した人だから近いところもあるのだろうか、と読み始めましたが、期待を裏切られることはなかったです。といっても文章は全然違うので、何がどう同じって聞かれても困るのですけどね。きっと雰囲気というか、女の子の考え方が似ているのかしらって思いました。

一文一文しっかり読まないと、どっかで乗り遅れちゃうんじゃないかっていうぐら一文一文にしっかりと意味があって、無駄なところが一切ないって感じの文章で頭の中にすっと文章がはいってくるような作品でなかったのが少し疲れてしまうところでした。

物語は戦後すぐの日本が舞台です。母が幼い頃に若い男と家出した、15歳の女学生、さくらが主人公です。ある日小説雑誌で出会った小説を書いている人、朽木さん。自分のことが書かれていると思い、日記を盗み読みされたのかしら、と思わず手紙を書いてしまいます。そこから始まる作家と女学生の交流。子供のような朽木さんを見守る母のようなさくら。

でもやっぱりさくらは朽木さんに恋をしていたんだと思う。彼を自分のものだけにしたい。だけど奥さんも娘も二人いる朽木さんを自分のものにはできない。だからこそ遠くからどうしようもない男、朽木さんを見守るというスタンスに自分を押し込めてしまったのだろうな。

朽木さん、モチーフは太宰治になっています。作品の中でも朽木さんは最後の最後でちゃんと入水自殺をします。さくらと朽木さんの恋物語として読むこともできるし、昭和初期の文学史と読むこともできるようなこの作品。なるほどなぁって最後にはうならされてしまいました。

人の人生をしっかりとモチーフにしてなお自分の表現も作品に入れることのできる才能。それってやっぱり演出家の才能なのかもしれないですね。

戦後の貧しい世界では三連休を充実するなんてできなかったのかもしれないけど、やっぱり人は恋をし、じっくりと生きている。人っていつの時代も変わらないですね。

ちなみにこの作品の解説は川上弘美が書いています。やっぱりちゃんと繋がっていましたね。





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2008年06月21日

北村薫の創作表現講義 あなたを読む、わたしを書く-北村薫

「北村薫の創作表現講義 あなたを読む、わたしを書く」 北村薫

北村薫の創作表現講義こんにちは。せっかくの週末だというのに、風邪をひいてしまったようです。木曜の夜に友達と飲みに行った飲み屋さんですでに、鼻はじゅるじゅる、くしゃみはしょっちゅうって感じでした。昨日も会社に行くと鼻水は止まらないし、咳はコンコンでるし、くしゃみはぶわっくしょんってのが続いて、同僚のみんなに迷惑をかけているはずなのに、誰も「風邪なの?」って言ってくれない。自分から言い出すわけにもいかないし、と思ってたらみんなに風邪菌をばらまいてると思うと段々と申し訳なくなっちゃって、どんどん小さくなっていました。あぁいうのって心配するほうも難しいですよね。風邪ひいたの大変ねぇって感じで近づくと相手を調子に乗らせるだけだし、なにも言わないでいると、なんか怒っているように感じさせちゃうし、笑い話でごまかせばいいのだけれどね。そんな理由で「バカは風邪をひかない」なんて真実とはかけ離れたような言葉があるのかもしれないですね。

さて、風邪を引いていても飲みには行くわけですけど、昼間は布団にはいって本をいっぱい読めるってわけで、いいこともあるわけです。
ブログなんて書いていると文章をもっとうまく書きたいって思うわけです。そんな折り本屋さんでこんな帯を見つけました。

「この本の面白さがわかる人は小説が書けます。」


なんだか挑戦されているようで、思わず手にとってしまいました。北村薫の小説は読んだことないのに、こんな言葉に騙されて買ってみました。「北村薫の創作表現講義」。北村薫が母校の早稲田大学文学部で授業した内容が本になっています。

この本、けっして文章の書き方をおしえてくれるわけではありません。当然ですよね。そんなの手取り足取り教えられたら世の中には小説家があふれてしまいますものね。

ではなにが書かれているかというと、小説とは何かってことなんですね。もちろん漠然としていることなんでしょうけど、どうやって考えはじめるか、どういう文章が小説でどういう文章が小説ではないのか。そんなことを読みとれるのではないかと思いました。

結局、小説ってどう書くかっていうのはそこまで重要ではなくて、何を書くかってことが重要なんでしょうね。それを見つけられない限り、世の中にゴマンといる小説家志望の人は世に出ることはできないんでしょうね。逆に言えば、世の中にいるホンの少しの小説家になれた人たちって言うのは何を書くかを見つけられた人たちなんでしょうね。

ブログなんて短い文章ですけど、やっぱり毎日何を書くかって考えちゃいますものね。そうやっていると電車にのっていても、街を歩いていても目を皿のようにして何かを探している気がします。女の子と歩いているときょろきょろしている落ち着かないやつってことになっちゃってるんでしょうけどね。むしろその女の子にもっと目を向ければまた違った展開になるんじゃないのかしらって、やっぱり反省で今日の記事も終わろうとしています。反省する材料は世の中にいくらでも転がっていますね。(ノД`)シクシク。




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2008年05月22日

陸の海賊-コナン・ドイル

「陸の海賊」 コナン・ドイル

陸の海賊こんばんは。僕はいつまでも逆上がりのできない小学生でした。未だにできません。逆上がりができなくたって、ちゃんと生活はできるけど、子供ができて、お父さん教えてよ、なんて言われた時のために世の中のお父さんは練習しちゃうんでしょうかね。そのためにもおなかのお肉を少し落とさないとだめですかねぇ。

本が好き!経由でいただいた、コナン・ドイル作品です。小学校の時、学校の図書室で借りてきた「シャーロック・ホームズの冒険」で挫折して以来のコナン・ドイルです。逆上がりは克服できないかもしれないけど、コナン・ドイルぐらいは読んだことがあると、息子に胸を張っていいたいですものね。

といっても、ホームズもでてこないし、あまり楽しめなかったのも事実です。てっきりコナン・ドイルは探偵小説ばっかり書いているものと思い読み始めたのも失敗でした。読み始めて、謎はなんだろう、とどきどきしながら読み始めて、謎がでてこないまんま、短編の一作目が終わって、初めてこれはミステリじゃないって気付いたわけです。

じゃあなにがテーマかというと、スポーツです。ボクシングやクリケットなど、当時のイギリスで盛んだったスポーツがテーマに取り上げられています。かといって、クリケットのルールもあまりよくわかっていないので、随分ひどい想像をしながら読んでいったんですけどね。

他にも海賊の船長の話なんかがあって、これが一番動きがあって楽しめたかもしれませんね。

というわけで、小学校の時以来の挑戦で克服してみたわけですけど、あまり実になっていないですね。これじゃあ、ドイルってどんなお話なの?って聞かれてもうまく答えられないですものね。そんな時は川上弘美や絲山秋子を紹介してお茶を濁しておこうかしら。でも、それを読んで、ひどい男でも生きていけるんだって思われても困っちゃいますかね。




陸の海賊
  • コナン・ドイル著、北原 尚彦編、西崎 憲編
  • 東京創元社
  • 924円
Amazonで購入
書評/歴史・時代(F)


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2008年04月19日

月曜日の水玉模様-加納朋子

「月曜日の水玉模様」 加納朋子

月曜日の水玉模様おはようございます。今日はやっと晴れましたが、雨が続いていましたね。月曜日は四週連続で雨だったみたいですよ。カーペンターズの歌じゃないですけど、なんだか憂鬱になりますね。誰か雨の日は祝日にするって法律を作ってくれる政治家がいれば支持するんですけどね。って、晴れている日に働かないといけなくなりますね。花見に行けなくなっちゃうからそれはそれで困りものですね。

というわけで、雨の物語だと思って「月曜日の水玉模様」を読んでみました。ところがタイトルから雨のお話かと思っていたら、ネクタイの柄の話でした。ちょっと残念に思いながら初加納朋子でしたが、文章が読みやすくてすんなりと入っていけましたよ。作家自身はそんな風に比べられたくないだろうけど、なんだか荻原浩の文章に近い気がしました。

連作短編のこのお話ですが、OLの陶子と電車の中で知り合った荻が難(?)事件を解決していくという物語です。そしてだんだんと距離の縮まっていく二人の物語の方もなかなか楽しかったです。和光の時計の下で待ち合わせしている二人の物語を読みながら、うらやましいと思わずよだれがでてきちゃうほどでした。

加納朋子は鮎川哲也賞を受賞しているらしく、ミステリ作家らしいのですけど、読む前は作者名とタイトルからの思いこみで、絲山秋子っぽい作品なのかしらと思って読みはじめたんですけどね。結構思いこみ強い方だからこういうことになるんでしょうね。まぁそのギャップにもまけず、どんどん読み進められたのがよかった。素敵な出会いでした。

今回のは短編ということもあって、次回はもう少し長いのが読んでみたくなりました。また一人お気に入りの作家さんができてよかったよかった。こんな出会いをもたらしてくれるなんて雨も捨てたもんじゃないですね。




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posted by kbb at 10:26 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ カ行

2008年02月05日

どーなつ-北野勇作

「どーなつ」 北野勇作

どーなつ韓国人のような中国人のようなアジア系の顔をした兵士が突然銃を突きつけてきた。突然のことだったが、おれはかっこよくその銃を蹴り上げて遠くへ飛ばす。まわりにおれを救出に来た兵士の姿が見えた。おれを襲ってきた兵士は反乱兵のようだ。反乱兵ととっくみあいになる。おれは反乱兵の上になり、彼の動きを封じる。反乱兵はおれの指を噛み、逃げようとする。おれは周りの兵士に助けを呼ぶが、誰も助けに来ない。指を噛むだけで他になにもしてこない反乱兵に少し疑問を感じ始めた。頭をなぐるとか他にできることがあるだろうに、なんて腕に力を込めながら考えた。

そこで目が覚める。しびれるほど手を握っていて、指が痛い。

会社帰りに満員電車に乗る。お腹がすいてどうしようもなかったけれど、ダイエット中の自分はそれを我慢して、窮屈なスペースに身体をもぐりこませる。本を読みながら電車に揺られ、最寄り駅で降りる。扉のすぐそばに女の子が立っている。どこかで見かけたことのある女の子によく似ていると思って、まず背格好を比べてみる。150cmないぐらいの身長だ。それで気になって、目を見たら切れながの目がよく似ていた。顔をのぞき込むと目が合った。まつげがピンと伸びている。今は仙台にいるはずなのに、どうしてここにいるんだろう、なんて考えながら家までの道を歩く。

どこまでが現実で、どこからが夢なのだろうか。仙台にいるはずのあの子は今どこにいるんだろうか。ベッドの隣で素敵な寝顔を見せたあの子は今東京にいるのかしら?

そんなふうに現実と夢の境目がなくなるような作品が連作短篇集、というか、全部でやっと一つの長編。10の短篇一つ一つでは決して存在しえないのが「どーなつ」という作品です。

人が人として生き残ることができなくなった地球。人は火星への移住を計画するが、人は火星で生き抜くこと、人が生きていけるように環境を整備することができない。そこで、火星に適応できるように人を改造する。そのために研究を続ける田宮麻実は・・・。田宮麻実の真の目的は・・・。

なんて感じに一つ一つの短篇が全然ちがう方向に向いていながら最後にきちっと一つの方向に向きます。それはあたかも、毎日見る夢が最後は同じことを、同じ方向を見ていたことに気付くように。

初の北野勇作作品でした。吉祥寺サンロードの中にある、新刊書店。最近POPが気に入って、よく行くことになった書店ですが、そこの店員さんの手作りであろうPOPが気に入って思わず買ってしまった作品です。そのPOPには、

村上春樹作品を読んだような読後感


とかいてありましたが、完璧に騙されました。ドーナツや熊、ピンボール、飼育係なんてキーワードはとっても村上春樹的でしたが、それらが指すもの、それらがつくるものはまったく違うものでした。いつもだまされるkbbですが、またもや完璧に騙されてしまいました。

その世界はぐるぐるまわるジェットコースターに乗って、地面におりたときのあのフラフラ感に似たものがありました。

お酒を飲んで、ところどころ記憶がないあの夜に似ているかもしれませんね。どこまでが自分の言葉でどこまでが自分の脳で考えた言葉なのかわからない。どの考えまで表明してしまったのか。はたして、自分はすべてをさらけだしてしまったのか。酒によって眠ってしまって、陽の光に気付いてふと目をさました、あの朝に読後感が似ているかもしれません。



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posted by kbb at 22:03 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ カ行

2008年01月03日

ボーイズ・ビー-桂望実

「ボーイズ・ビー」 桂望実 

ボーイズ・ビー あけましておめでとうございます。正月は車が少なくて空気がきれいなので、空がきれいですね。太陽の光すらやさしく降り注いでくる気がします。酔っぱらいの僕を見る周りの目は全然優しくないんですけどね。

毎年、初日の出を見るために朝まで起きて居るんですけれど、今年は23時50分までは記憶があるんですけれど、そこからばたっと午前2時までの意識がありません。きっと日本で一番最初に睡魔と戦って敗れた男でしょう。というわけで、カウントダウンをしていないので、僕だけまだ2007年にいるってことには・・・できないですよね・・・。さて、あほなことを言っていないで、新年を迎えて気持ちを新たにがんばろうとおもいます。

今年最初に読んだ本は「県庁の星」の桂望実の「ボーイズ・ビー」です。県庁の星が読みやすくて好きだったので、楽しい気分になれるだろうと思って、本屋さんで思わず買ってきました。帯に

     いいなこの本。みんなイカしてる!

ってのを楽しみにさっそく開いてみました。

結論からいうと、この本を新年最初に選んでよかった。心が洗われる気がしました。文章自体は小学生ぐらいの子が読んでもとっても理解のできるようなお話しになっているんですけれど、書いてあることはいくつになっても理解できないこと、理解したくないこと、って感じですかね。

小学六年生の隼人は去年母を亡くし、その死を理解できず心を壊していく小学一年生の弟の直人に母の死を理解させたいと、悩みます。ひょうんなことから知り合った靴職人の栄造とともに一つずつ前にむかって少しづつ進み出します。靴造りがうまくいかない栄造も隼人や人との関わりを通して、少しずつ新しい靴造りにむかっていきます。

って、感じのストーリーです。母を亡くした小学生の気持ち、母の死を理解できない弟を思いやる小学生の兄の気持ち、母の代わりにやってくる母の妹に反発する気持ち、妻を亡くし息子たちとの関わりに変化を求められる父の気持ち。いろんな気持ちがうまく描かれていて、途中で涙が止まらなくなりました。いろんなものを乗り越えながらなんとか一つになろうとする家族に思わず「がんばれ」と声をかけながら読んでしまいました。

家族の核として存在していた母がいなくなったあと、その家族はバラバラになるか、それとも新たな核を作り出すか、それしかないんですよね。核のなくなった家族に苛立ちながら、それでも直人を思いやる隼人があまりにもかわいくて、かわいそうで、かっこよくて。自分も弟がいるのですけど、そんな兄貴でいてやれたかどうか自信がありません。だめ兄貴ですねぇ。

そんな弟ももう二十代半ばを過ぎたってことで、歳とったってことですね。直人と隼人のような関係でいられたのはいくつぐらいまでだったんでしょうか。もう忘れちゃいました。

とまぁ、新年に素敵な本に出会わせてくれた、ブックオフの天使に感謝です。(おーなり由子の「天使のみつけかた」を読んでからこんなのばっかりですね(笑))

今年はがんばるぞー!みなさんにとっても素敵な一年でありますように。
posted by kbb at 08:16 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ カ行

2006年06月17日

陰日向に咲く-劇団ひとり

「陰日向に咲く」 劇団ひとり

陰日向に咲くども、こんにちは。五月三十日にミニ朝顔の種を植えました。途中で腐っちゃったんじゃないかしらとちょっと心配になっていたのですけど、四、五日前にそれがやっと芽をだしました。かわいいかわいい朝顔に「あさみちゃん」と名づけて毎日毎日声をかけながら眺めているのですけど、かわいいですねぇ。なんだかとっとも愛おしくて枯らしちゃいけないなと大事に育てています。でも、朝方に朝顔の芽にむかって女の子の名前を呼んでいるのって冷静に考えると気持ちわるいかもですね・・・。




200606110423001.jpg

朝顔のあさみちゃんと戯れるドコモダケ


さて、そんなことはさておき、劇団ひとりの「陰日向に咲く」です。いろんなところで話題になっていて、よく売れているようで、本を開いて最初の数ページまでは「どうせゴーストライターだろ」なんて思っていました。帯に恩田陸が

ビギナーズ・ラックにしては上手すぎる。あと二冊は書いてもらわなきゃ。

なんて書いてあって、「ほんとかしら」なんて思いながら開いてみました。

これはおもしろい!というか、うますぎる!
もうゴーストライターだかどうかなんて関係なく、おもしろいって思っちゃいました。お笑いなんてやめて作家になればいいのにとすら思ってしまうほどに。

陰に入ってしまったような人生を歩む五人のそれぞれを描いた連作短編集です。サラリーマンの生活に疲れて、ホームレスにあこがれる中年。アイドルのおっかけをする青年。勢いでカメラマンを目指すと言ってしまった普通の女の子。借金まみれの駅員。修学旅行で出会った売れないお笑い芸人に恋をしてしまった中学生。この五人が輝く瞬間をうまく切り取っています。それぞれの短編の主人公が微妙に絡み合っていて、最初のうちは絡み合わせ方が無理矢理といえなくもなく、それじゃあ世間が狭すぎるだろなんて思いながら読んでいたのですけど、最後の二編はそんなこともなく、思わず「いい」ってつぶやいちゃいました。

人っていろんな才能がある人がいるんですね。純粋にうらやましくありますね、こういう人って。この人、本書いていた方が絶対儲かりますよ。それにこんなにおもしろい本なんだから書いているときは充実感でいっぱいだろうな、なんて真剣に将来についてやっと悩みはじめたkbbさんは考えてしまいましたとさ。本と関係ないところで考え込んじゃうのはいつもの悪い癖ですね・・・。

posted by kbb at 14:06 | 東京 ☁ | Comment(3) | TrackBack(1) | 小説・エッセイ カ行

2006年04月16日

星に願いを。-川口晴

「星に願いを。」 川口晴

星に願いを。おはようございます。先日ダーツに行ったらびっくりすることが起こってしまいました。



とぼけた顔のフライトがかわいいでしょ?
           びっくりすること

ダーツの矢のフライト(羽の部分)に後から投げた矢が刺さったのですよ。もうね、びっくりするしかなかったですね。こんなのドラマや映画でしか見たことなかったですからね。しかもすっぽ抜けたのがこんなのになってしまって、動揺しまくりでした。おかげでそのあとはぼろぼろでしたけどね。

そんな奇蹟が起こる物語「星に願いを。」です。竹内結子主演の映画の小説化らしいです。映画は見たこと無かったのですけど、ブックオフでみつけて、読んでみようと軽い気持ちで買ってしまいました。

文章自体はとっても映像的で読みやすくてよかったですね。ファンタジー色が強いと言うことでなかなかご都合主義なところもあるけれど、まぁそれは映画ということもあってしょうがないですね。看護婦・奏は救急救命室の看護婦なんですけど、彼女が看護師であるにもかかわらず、一人の患者さんの死によって立ち直れなくなってしまうところはリアリティがあって、なかなか興味深かったですね。自分の気持ちや感情を押し殺さなければやっていけない職業にもかかわらず人の死と隣り合わせなんて、すさまじいですよね。

函館が舞台のお話なんですけど、先日友人が函館に旅行に行って、その子から聞いた函館の景色がとってもそのまんまでなかなか楽しく読めました。一度でいいから函館に行ってみたくなりましたよ。そんな点ではこの映画なり小説は大成功なんでしょうね。

今度テレビで同じ竹内結子主演の「今、会いにゆきます」をやるようですね。これは友人からもすすめられていて絶対見ようと思っています。楽しみですね。
posted by kbb at 11:49 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 小説・エッセイ カ行

2006年03月05日

科学者は妄想する-久我羅内

「科学者は妄想する」 久我羅内

科学メは妄想する.jpgこんにちは。2036年からのタイムトラベラー、ジョン・タイターが来ていたという記事を見つけました。(新科学と健康と雑学 リンク先のブログの内容の真偽については自己判断でしてください)2000年の11月に未来からやってきて、荒廃している核戦争後の世界に必要なコンピュータを得るたるのと、近未来予言をして未来を変えることを使命としてやってきたらしいです。インターネット上の掲示板で様々な人の質問に答える形でいろんなことを予言していきました。

イラクが核兵器を隠しているという理由で第2次湾岸戦争が起きる。


という予言が当たったりして、なかなかおもしろいですね。
まだ起こっていない予言なんかも結構あったりして、未来世界は結構怖いようですよ。

さてさて、そんな疑わしいというか、信じられないことを真剣に科学的に解き明かそうとしている科学者ばっかりを集めた本「科学者は妄想する」を読みました。妄想なんて言葉の入ったタイトルを見た瞬間にこれは僕のためにある本だ!と思ってレジに持っていってしまいました。

予知能力や宇宙人誘拐、幽霊の存在、テレパシー、死者との交流、ドッペルゲンガー、地球温暖化の解決策として地球を少しだけ太陽から離そうとする計画などなど信じられないことや実現不可能そうな説ばかりがたくさん紹介されています。

一目みただけだとトンデモ話の集まりのようですけど、トンデモ話と、珍説奇説・異端の考え方との違いは事実から出発してそれを論理的に仮説をたてて、その仮説を証明していく形で説明できているかどうかってことだと思うのですけど、この本に紹介されているのはすべてその作業の上に成り立っているのでなかなか興味深かったですね。トンデモ話として一蹴することもできない説得力にあふれた、さらに言えばなんだか楽しくなるような説ばっかりでしたね。

著者は「特命リサーチ200X」の元スタッフでおもしろそうな学説や研究を探すのを仕事にしていたようなので、こういうのを探すのがうまいんでしょうね。ずらずらと出てきます。著者のHPでは無料のメルマガも発行しているようで興味津々にさっそく登録してしまいました。

中に一つすっごいおもしろいことが紹介されていて、笑いは伝染するというものでした。心理学者とかもちゃんとした実験をしているようで、笑い声だけでなんとなく笑ってしまうことを脳のある特定された部分に注目して説明しています。常に笑顔でいるべし、って言うのは実は科学的に裏付けのできる素敵なことだったんですね。常に笑顔でいれば、他の人にもそんな笑顔が伝わっていき、それでみんなが笑顔で暮らせるなんて素敵な仕組みを人間はもっていたんですね。

日本人の研究者でこういうおもしろいことを言ってる人はいないかしらなんて思っていたところで最近、ネット上で話題になっている研究者を見つけました。同志社大学の工学部物質化学工学科というところにいる堀内龍太郎教授の研究テーマなんですけど

ドーナツにダンゴを押し込んだら、ドーナツがどう変形するかを研究(参考ページ)


なんですって。堀内教授がなんだか素敵なおじさまに見えてきたのは僕だけでしょうかね。(実際は楕円曲線のなんとかってのを研究している人らしくて、それをわかりやすい言葉に変えるとこういう風になるようです。わかりやすい言葉で説明できるのも才能だななんて思います。)
posted by kbb at 15:25 | 東京 ☀ | Comment(2) | TrackBack(2) | 小説・エッセイ カ行

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