こんばんは。学校が春休みに入ったようで、短いスカートをはいた高校生ぐらいの女の子を電車の中で見つけました。あんな短いスカートをはいていたらちょっと風がふいたぐらいでめくれちゃうんじゃないかしらと心配になっちゃいます。でもそううやってみられていることを知っているから彼女たちは美しくいられるのでしょうね。そんな風に短いスカートをはいている女の子を見て、喜びの前に心配をしてしまうのはお父さんの心境なんでしょうかね。歳をとった証拠なんでしょうね。
というわけで、今回の作品は本が好き!からの献本です。最近樋口有介の作品をいっぱい読んでいるのは本が好き!のおかげなので感謝しないといけませんね。今回の作品は前二作(「誰もわたしを愛さない」「不良少女」)の柚木草平シリーズとは違う新しいシリーズです。60歳を過ぎて定年を迎え、警視庁を退官し、探偵小説の大ファンだった木野塚佐平氏は念願の私立探偵事務所を開設します。
結婚して30年。後悔をしたことはあっても、喜ばしいと思ったことのない結婚生活で初めて夫人の了解をとらずに始めた自分の好きなこと。グラマーな美人秘書を夢見て求人雑誌に募集広告を載せるが、やってきたのは・・・。ってところからはじまって、金魚誘拐事件や、念願の殺人事件(?)なんかを華麗に(?)解きながら物語がすすんでいく、連作短編集です。
っていう作品なんですが、美人秘書というか、かわいらしい秘書がどんどん事件を解決していって、負け惜しみの言葉を心の中でつぶやく木野塚氏になんだか哀れみを感じてしまってどんどん楽しめなくなってしまいました。だんだんぼけたおじいちゃんのようにも見えてきて、そんな風に助手の能力を認めるのなら、趣味の野菜作りに精をだしていればいいのに、なんて思っちゃいました。
自分も歳をとったら自分の能力を過信しつつ、若者の能力を認めることができなくなるのでしょうかね。そんな悲しい歳の取り方したくないなぁ。ってもう十分年寄りだって?そんなこといわないでくださいな。

木野塚探偵事務所だ
- 樋口 有介
- 東京創元社
- 672円
書評/国内純文学









