本のタイトルは過去記事またはアマゾンへ飛びます。出版社等の確認にどうぞ。

2009年02月12日

アッシュベイビー-金原ひとみ

「アッシュベイビー」 金原ひとみ

アッシュベイビーおはようございます。

最近なんだか短いスカートの女の子が多い気がしませんか?まだまだ空気は寒いのに、季節感はそれよりも一足早く来るんでしょうね。先日デンマークに住んでいる女の子から絵はがきが届いたのですけど、デンマークは氷点下の気温だけど女の子達はミニスカートを履いて外を歩き回っていると書いてありました。その子は雪だるまのような格好をしているって書いてありましたけどね。

さて、村上春樹を読もうと思っていたのですけど、ちょうど鞄に入っていたのがこれでした。「アッシュベイビー」金原ひとみです。表紙の写真が結構気持ち悪いのですけど、球体関節人形らしいです。目がないのがこわく感じてしまうのでしょうかね。暗い部屋ではあんまり見たくない写真ですね。

内容も写真に負けず劣らず金原ひとみらしく、気持ち悪い描写が直接、突然現れてきます。
キャバクラ嬢のアヤは大学時代のホクトと同棲生活をはじめた。同棲と言うよりは同居という言葉の方があっている生活だけど、同じ屋根の下で暮らしている。ホクトはアヤの部屋に入ってこようともしない。女として見られていないのだろうか。
ホクトの同僚がある日アヤの働いているキャバクラに遊びに来た。村野というその男に惚れてしまったアヤは村野のことが忘れられなくなる。
そしてホクトは家に誰の子かわからない赤ん坊を連れてきた。ホクトは小児性愛好だったのだ。

突然自分の太股にナイフを突き立てるアヤ、赤ん坊とセックスをするホクト。ニワトリやウサギとセックスをするホクト。そのニワトリやウサギを何にも考えずに殺すアヤ。

気持ち悪いというか、怖いというか。金原ひとみはこういうものを題材としてしか小説を書けないのかもしれないですね。まぁ、なくはないということで悪くはないんでしょうけどね。いつか事件を起こした僕の本棚にこの本があったらそれがワイドショーで報じられてしまうのかしらね。報じられてしまうような類の作品はいくつかあるのですけど、それがすべてその人の性向や性格を決めるわけでもないのに、ステレオタイプのように報じられるのは、わかりやすさを人が求めてしまうからなのでしょうけどね。

電車の中でつい高校生のミニスカートを眺めてしまうのですけど、僕の場合は正常な範囲内のロリコンだと思っているのですけどどうなのでしょうかね。まぁ捕まるようなことをする勇気はないですけどね。




にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ他の方の書評を読む。

posted by kbb at 08:07 | 東京 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 金原ひとみ

2008年09月22日

オートフィクション-金原ひとみ

「オートフィクション」 金原ひとみ

オートフィクションこんばんは。

最近なんだか寒いですね。今年は残暑なんかなかったんじゃないですか?人間にとっては過ごしやすかったとしても、この季節に涼しかったりしたら動物や植物にとっては決していいことではないのではないかしらと心配になってしまいます。「暑さ寒さも彼岸まで」なんて言葉を知らない子供が増えてしまうのも心配ですね。天気や食べ物ではなく、通勤しているOLのスカートの丈や、テレビや本などのメディアからしか季節を知ることができなくなっている最近がずいぶん寂しいものに感じます。

さて、金原ひとみの「オートフィクション」です。以前「蛇にピアス」(amazonで調べてみるとなぜか文庫が絶版。さらにカスタマーレビューの評価も悪い。モチーフが気持ち悪いから表面的なそれが蓋となってしまったのでしょうかね。)を読み、こんなものをモチーフにしてこのテーマを描ききるなんて絶対真似なんかできないなぁと、自分で小説を書くわけでもないのに打ちのめされてしまった作家さんです。だからなのか、読みたいって気持ちはあるのに気安く彼女の作品を開けない、そんなジレンマに陥っています。

さて「オートフィクション」とは、自伝的小説と訳されているようです。自分を題材にしてフィクションを織り交ぜることが前提となっているフィクション。もちろん全てがフィクションであってもよい。ただそれが作者自身であるだろう、という前提の元に作品がすすんでいくのならば。って感じのものでしょうかね。

主人公の女性作家は担当編集者にある日オートフィクションを書いてみないか?と言われる。
そこから始まる彼女の物語。といってもおもしろいのが、彼女の物語が過去へとさかのぼっていくこと。現在の彼女からはじまり、現在の彼女を形作る18歳の夏、16歳の夏、15歳の冬が順番に描かれていく。今の彼女をつくるのは過去の彼女である、ってことがよくわかる。

しかも、現在に進むにつれて彼女がどんどん壊れていく。「蛇にピアス」で描かれた喪失からの獲得や成長とは逆の道のりを歩む。失われている現在からそれがあった過去へ。もしくは何かを失う過程で獲得する何か。

よく練られているし、よく作り込まれている。ここまで作れる人ってこの世代の作家さんでなかなかいないんじゃないかしらね。しかもこの人の作品って書くことですっごい消耗しそうな気がする。もちろん読む方も相応の消耗を強いられてしまうのだけれど。

さて、消耗してしまった僕は明日は思い切ってお弁当でもつくって動物園に癒されに行って来ようと思っています。鮭と明太子のおにぎりに卵焼きと唐揚げのお弁当を持って猿山の前で一日ぼうーっと猿でも眺めていようかと。人間をみているよりかは猿を見ている方が少しは季節感も味わえるだろうしね。

では明日のために早く寝ないとね。おやすみなさい。




にほんブログ村 本ブログ 読書備忘録へ他の方の書評を読む。

posted by kbb at 21:49 | 東京 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 金原ひとみ

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。