本のタイトルは過去記事またはアマゾンへ飛びます。出版社等の確認にどうぞ。

2008年07月23日

野生の風-村山由佳

「野生の風」 村山由佳

野生の風こんばんは。

僕の好きな色はオレンジ色なんですけど、この色をみていると、なんだか元気になれる気がします。何でかって聞かれると困るんですけどね。携帯電話もスニーカーもこのあいだ買ったポロシャツも気付いたらオレンジ色でした。こういうのって意識していなくてもそういう色が周りに増えていくのにびっくりですよね。まぁこれからの季節、赤系の色はただただ暑苦しくしか感じられないんでしょうけどね。

さて、オレンジ色だけでなくいろんな色がでてくる作品「野生の風」です。村山由佳作品ですね。この作家さん、直木賞とっているんですよね。受賞の時は予想外で驚きでした。

染織家の飛鳥と写真家の一馬が主人公のお話です。「おいコー」シリーズとは違って大人の恋愛を二人はしています。ちゃんと一冊で終わるから安心して読めますね(笑)

染織家と写真家がでてくるとなったら、色について言及しないはずがないってことで、この作品にもいっぱい色がでてきます。色ってこんなに種類があったの!?日本語で表現できる色ってこんなに種類があるの!?っていう驚きを感じられます。

一馬はアフリカで生命をとっている写真家。動物ではなくて、生命。彼のとる写真には生命がほどばしっている。といわれても文章だけじゃどんなんかわからないですよね。という理由からなのかどうかわからないですけど、単行本では写真家の岩合光昭さんの写真が載っているようです。僕が読んだのは文庫だったので、写真は見ることができなかったんですけどね。でも写真がついているってことは村山由佳は写真には絶対かなわないって負けを認めちゃったってコトなんでしょうね。写真にはできない表現が文章には絶対にできると思うんですけど、どうなんでしょうかね。でも、本音を言えば単行本にでてくる写真を見てみたいんですけどね。

最近よく行くラーメン屋さんがあるのですけど、そこのご主人と奥さんが着ているのが僕がこのあいだ買ったのとそっくりなオレンジ色のポロシャツなんです。暑い厨房の中で汗を流しながら働く二人が着ているのと同じポロシャツを着ながらその二人がつくるラーメンをすすり、だんだんと罪悪感というか、もっと簡単に言えば気恥ずかしくなっているつい最近です。といっても、いつも行くまえにそんなことすっかり忘れてしまってまた着ていってしまうんですよね。世の中にはこんなにいっぱい色があるっていうのにね。



野生の風 単行本

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2008年06月09日

海を抱く BAD KIDS-村山由佳

「海を抱く BAD KIDS」村山由佳

海を抱く BAD KIDSこんばんは。昨日の記事をそのまんまにして、全然書かなかったら、ブログとさようなら、みたいに思われたらいやだなぁって自分の記事を書いて思っちゃいました。前科ものですしね(笑)

さて、相変わらず読むという約束をなかなか果たせない男になっちゃっていますね。「BAD KIDS」を読んでからもう約半年たっちゃってますね。それとリンクしながらすすむ物語「海を抱く BAD KIDS」です。サーフィンを生き甲斐にして生きる光秀と優等生の恵理の物語です。高校生の体と心の変化。死への理解。尊厳死や死に行く者の権利など、考えさせられることがたくさんありました。

それにしても、この作品。光秀と恵理のセックスのシーンがとてもとても生々しい。ここまで書かれると、目を手で押さえているのに、指を広げて見ちゃう静香ちゃんのような心境で読み進めていきました。この生々しさは、「おいしいコーヒー」シリーズでなかなかくっつかない二人に作者自身もいらいらしているのかと思っちゃうほどです。

ところで、話はかわりますが、秋葉原の事件、ひどかったですね。亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げます。今その事件を報道するニュースを見ながらこの記事を書いていますが、被害に遭われた方を賢明に救助する方がたくさんいたようですね。

先日、通勤中に目の前で女性の方が貧血でふらっと倒れてしまいました。自分は女性を目の前にしてなにもすることができず、体も動きませんでした。動けなかったのではなかったのかもしれません。動かなかっただけなのかもしれない。そんな自分が情けなくて情けなくて、いざというときに動けない人間はだめだなぁなんて考えてしまいます。

なんだか最近、自己反省の文章が多くてこれじゃあだめですね。次のは少し明るくいくことにしましょう。




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posted by kbb at 23:18 | 東京 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 村山由佳

2008年02月01日

永遠。-村山由佳

「永遠。」 村山由佳

永遠こんばんは。いつもくだらない前置きが長いので今日はさっそく本題にいきましょう。

今日の作品は村山由佳の「永遠。」です。内山理名、堤真一などがでている映画「卒業」のサイドストーリーとして描かれたのが「永遠。」です。

村山由佳作品だけあって、文章もとても読みやすく、ストーリーもわかりやすく、疲れているときにはちょうどいい作品ですね。分量も短くて通勤の最中に読み終えちゃえるぐらいでした。

映画を見ていないから本当かどうかわかりませんが、サイドストーリーなだけあって映画では主人公であった弥生と真山悟の視線で描かれるところはなく、弥生の幼なじみで本人曰く、「弥生に惚れてしまった」徹也の物語に仕上がっている。この本を読む限り、小さい頃に生き別れた実の父親である悟に自分が娘であることを言い出せないまま近づいていく弥生の気持ちが映画でうまく描かれているのかしらってちょっと興味をもってしまいました。どっかで見つけたら観てみよう。

で、この作品なんですけど、100ページぐらいしかないんですけど、、村山由佳によるあとがきだけで40ページ近くあります。こんなにあとがきの長い文庫本って今までみたことなかったので新鮮でびっくりしちゃいました。あとがきで触れられている村山由佳の足首骨折事件なんかがとっても臨場感にあふれていて、思わず目をつぶってしまいました。

今日は前置きなしにはじめましたが、こんなふうに、本文の半分の長さのあるあとがきが掲載されている文庫が売られているのだから、すこしぐらい長くてつまらない前置きのあるブログが存在してもいいですよね?

というわけで今後ともどうぞよろしくー。(誰に?(笑)



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2008年01月12日

BAD KIDS-村山由佳

「BAD KIDS」 村山由佳

BAD KIDSおはようございます。

久しぶりの村山由佳です。相変わらず読みやすい文章でスラスラと読めちゃいました。村山由佳の描く女性っていうのはどうしてこう可愛くて格好良くて、そして魅力的なんでしょうか。世の中がこんな子ばっかりだったら、男は困らなくていいですね。って女性が読むと、村山由佳作品にでてくる男はみんなかっこよくて、頼りがいがあって、その上で母性本能をくすぐるって言えるのかもしれないですね。世の中がこんな男ばっかりだったら困ることなんてないのに、って言われちゃいそうです。そんなこと僕に言われても、こんな素敵な男性がすぐそばにいるんだから。はい、すみません。枕をなげないですください。痛いですから。

って、さっそく妄想の世界に逃げ込んでみました。

本の紹介でしたね。主人公は二人の高校生です。世界的に有名な指揮者の娘で、カメラにとりつかれてしまった写真部部長の都とラグビーに青春のすべてをささげている隆之の物語です。この二人がくっつけば、30ページぐらいの超短篇でおさまっているはずのこの物語ですが、都には都の、隆之には隆之の事情というものがあって、長編になっております。

それはないだろ、隆之って部分もあれば、ちょっと仲良くなったからってそんなことまでしちゃうの、都って部分もあってつっこみどころはたくさんあるんですけどうまくまとめられているって感じでしたね。

終わり方がちょっと納得行かない部分もあって、その先どうなるんだよ!?ってところもあるんですけど、まぁ村山由佳作品らしくてそれもいいのかしら、なんて思っています。

これの続編といわれている、「海を抱く BAD KIDS」をずっと前に手に入れていて、でも「BAD KIDS」から読んだ方が楽しめるって聞いていたので、ずっと我慢してとっておいたんです。これでやっと、「海を抱く」の方がよめると思うとうれしいな。川上弘美や荻原浩なんかの本も買ってきたので、読みたい本ばかりで目移りしてしまいます。三連休はいっぱい読むぞー。

では、みなさん天気に負けずに素敵な三連休をお過ごし下さいな。


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2006年03月03日

坂の途中-おいしいコーヒーのいれ方(7)-村山由佳

「坂の途中-おいしいコーヒーのいれ方 (7)」 村山由佳

坂の途中.jpgおはようございます。今日は楽しい楽しいひなまつりですね。雛人形をちゃんとしまわないと婚期を逃すので、これからの人もまだまだの人も、もう遅いよ!って人も気を付けてくださいね。

きっとこの人は雛人形ちゃんとしまったんだろうなってぐらいモテモテのかれんちゃんが出てくる、おいしいコーヒーシリーズの第7弾ですよ。久しぶりにかれんちゃんに会いたくなって思わず新刊で買ってしまいましたよ。今まではブックオフに並ぶまでは我慢していたのにね。今回のには星野りつ子のサイドストーリーが載っています。星野さんがショーリに惚れる瞬間のお話ですね。赤面するぐらい恥ずかしい場面なんだけど、わかるわかると何度も頷いてしまいました。

相変わらずショーリとかれんはうまくいきませんね。てか、時間をかけることが彼女に優しくすることだとでも思っているのでしょうかね。このあいだどっかで見たのですけど、キスから最初のセックスまでは時間をかけちゃいけないそうですね。彼女が余計気にしちゃうからだそうです。ってことを誰かショーリ君に伝えてあげてください。

でね、ショーリ君は星野さんとかれんちゃんに挟まれつつも悩んで、それの答えを見つけるために本を読みあさったんですって。そりゃムリだよ。そんなところには答えは一行だって一言だって書いてないって。そんなところに書いてあるのなら図書館の人はみんな恋の達人だよ?僕だっていつまでも見つけられないでいるのに・・・。

ショーリ君がね、いいこと言ってる場面があるんです。

誰にでも優しいのは誰にも優しくないのと同じだ


って。これはちょっと考えちゃいましたね。そうなんだろうけど、誰かを傷つけることで自分が傷つきたくないから、誰にでも優しくしたいのだけれど、それじゃだめなんだろうかね。確かにショーリ君のいうことは間違っていないとは思うけど、そうやって生きていけるほど強くないのですよ。

ショーリ君が星野さんに向かって「おまえは最高の女友達だよ」っていう場面があるのですけど、これってほめ言葉なんですかね?その前の場面で、星野さんの女性らしい点をたくさん並べておいて最後にこれはずいぶん残酷なんじゃないかななんて思ってしまいましたよ。このあいだ女の子にあなたって中性的だよねって言われてしまって、それって男として見られてないってことだよなぁって思ってしまいました。言われたときは結構嬉しかったんだけど、よくよく考えてみたら全然ほめられてないじゃないか。こんなんだからいつまでたっても彼女ができないんだろうな。ってその前に出会いをください。

というわけで、彼女ができない原因は誰にでも優しくするし、中性的だからってことになったみたいです。って本の中から答えを探そうとしているのは僕だったって結論になるんでしょうかね。(~へ~)う-ん


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2005年12月20日

遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方(6)-村山由佳

「遠い背中 おいしいコーヒーのいれ方Y」 村山由佳

遠い背中.jpgおいしいコーヒーシリーズ第6弾。とうとうここまで読み進めて参りました。文庫としてでているのは7巻目までなので、ここでちょっと小休止になりますね。あとは村山由佳の筆の進み方がはやくなることを祈るばかりです。

ショーリがとうとう花村家を出てひとり暮らしをするようになる今作。男としてはもううれしい限りでしょう。かれんちゃんと楽しい時間をじっくりとしかも邪魔者が入らずに過ごすことができるようになるのだから。でも実際は邪魔者がいっぱい入るからこのシリーズは時間が進まないのでしょうね。一人暮らしをしたことがないので、実際に想像することはできないのだけれど、やっぱり自由な時間ができてうれしいものなのでしょうかねぇ。それとも寂しさが募っていくものなのでしょうかねぇ。料理が得意な人なら作っても食べてくれる人がいないと作り甲斐がないので寂しくなってしまうかもしれませんね。その点ショーリはかれんちゃんがいるから大丈夫だと思いますけど。それにしても、せっかく引っ越し直後にショーリとかれんは二人きりになって優しい優しい弟丈君からは引越祝いにアレのときの必需品までもらっているのに、なんでキスまでしかしないかねぇ。なんだかこのシリーズは読んでいる方が欲求不満になりそうです・・・。

ショーリのお父さんも再婚してかわいいかわいい娘ができて、なんだかみんな幸せそうで、かわいそうなのは星野一人って感じですね。ショーリは相変わらず星野さんをつきはなすことができずに中途半端に優しくしてしまっているし。早く星野さんには立ち直って欲しい限りです。

前作にはかれんの弟丈の京子ちゃんとのストーリーが載っていましたが、今回はマスターのストーリーが載っています。作者はサービス精神旺盛ですねぇ。うれしい限りです。マスターのつくるコーヒーのおいしさの秘密も載っていてコーヒー好きには読んでいて香りが漂ってくるような文章ですね。

少し「おいしいコーヒーシリーズ」にも飽きてきたので次はなにを読もうか思案中です。今度はSFものでも読んでみようかしらと思っています。


posted by kbb at 04:16 | Comment(0) | TrackBack(1) | 村山由佳

2005年12月19日

緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方(5)-村山由佳

「緑の午後 おいしいコーヒーのいれ方X」 村山由佳

緑の午後.jpgおいしいコーヒーのいれ方シリーズ第五弾です。なんだか最近このシリーズにどっぷりはまってしまっています。1作目を読んだときはそれをおもしろいよって教えてくれた友人にこんなシチュエーションは非現実的すぎて恋愛ものとしては想像すらできないからおもしろくない!なんて言ってたのに。だってかれんちゃんかわいいんだもん。

今作でショーリ君は、かれんちゃんと一歩も前にすすまないくせに、フッたはずの星野さんに中途半端なやさしさをみせるという愚かな行為をしてしまっています。現実的に「今」楽になる行為だけれど結局はお互いがお互いを傷つけてしまうことだと思う。これをはじめてしまうとフラれた星野さんもいつまでもショーリのことを忘れられないだろうし、ショーリだって友人を一人でも減らしたくはないだろうから、いつまでも表面的にはうまくいくような気がするけど最終的にどちらも傷つかなければ終わりはやってこない。結局終わりが来るのならフッたまんまで終わらせておけばよかったのに。なんて思ってしまう。というのも自分がまったく同じ事をある女性にして、しかも友人としてつきあっていたと思っていたのに、つい最近ひどい終わり方(友人として)をしてしまったからそう思ってしまうのだけれど・・・。もう9年前のことだったし、うまく異性の友人としてやってきていたし、これからもやっていきたいと思っていたのに・・・。

話しは変わりまして、この作品にはかれんちゃんの弟でいつまでもうだうだとやっているかれんとショーリの背中をいつも押してあげている丈君のサイドストーリーが収録されています。丈君の彼女の京子ちゃんもかれんとはだいぶ違ったタイプの女の子だけれど、すごく魅力的で実はかれんちゃんより京子ちゃんの方がかわいいなんて思っているのだけれど。丈君と京子ちゃんの恋愛が書いてあってなかなか面白かったです。こんなにキャラクターが作りこまれているなら、やっぱり面白いわなぁなんて感心しながら読んでしまいました。

ストーリーとは関係ないのだけれどあとがきのところで村山由佳がおもしろいことを言っています。「戦争はいやだ、なにがなんでもいやだ。」という国際関係やら政治的力学なんてどうでもいいところでのシンプルな思いが大切で、それはなんの条件もいらないはずのことなのに、戦争をやる大義名分なんていくらでもでてきてしまう。それは人が死ぬということに対する想像力の欠如したくだらないものだ、と。同じ思いをずっと思っていて最近はほんとに簡単なことなのに想像力を働かせない人が多いことが結構悲しいことだなって思っていました。結構長いのでここに全部のせるわけにはいかないのだけれど、このあとがきだけでも読んでみてほしいものだななんて思う。

posted by kbb at 08:19 | Comment(0) | TrackBack(1) | 村山由佳

2005年12月18日

雪の降る音 おいしいコーヒーのいれ方(4)-村山由佳

「雪の降る音 おいしいコーヒーのいれ方W」 村山由佳

雪の降る音.jpgおいしいコーヒーのいれ方シリーズ第四弾。あいかわらずショーリとかれんはもたもたと恋愛しております。今回は星野さんがショーリに告白してしまったりと相も変わらず事件ばっかり起こるなかなかおもしろい恋愛をしていますね。しかも、この作品では「もう一度デジャ・ヴ」の後日談ともいうべきストーリーも絡まってきていて村山由佳のサービス精神旺盛な姿も見られていいですよ。

どうしてこうもいい女ばっかりがショーリの周りには集まってくるのでしょうか?よくお金は寂しがりやだからあるところに集まってくるといいますね。先日のジェイコム株の時24歳の六本木在住の会社役員が5億6000万も儲けたそうですよ。(参考記事)まったくもってこういう才覚があるから若干24歳で会社役員なのか、お金があるから会社役員になったのかわからなくなりますね。

閑話休題

というわけで女の子も寂しがり屋だから女の子のいるところに集まっていくんでしょうかねぇ。きっと恋をしている人ってのは魅力的なんでしょうね。なんていったってショーリかわいいですもんねぇ。男から見ても頼りない反面一生懸命な姿に「よしよし」なんて言ってしまいたくなりますよ。

いつもイライラしながらはやく「ヤレよ!!」(あらいけない下品な言葉が。オホホ)なんて思いながら読んでいるけれど、恋愛相談されてみるとわかるけれど人のことはよくわかるんですよねぇ。一歩ひいて見られるから。でも自分のことになるとさっぱりわからないなんてよくあることですもんねぇ。

それにしても、おいしいコーヒーのいれ方シリーズはキスの描写が多くて、最近さっぱりしてない僕としてはキスってこんなにいいもんだったっけなんて思ってしまいましたよ。あぁ、うらやましいねぇ。




posted by kbb at 10:50 | Comment(6) | TrackBack(1) | 村山由佳

2005年11月27日

彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方(3)-村山由佳

「彼女の朝 おいしいコーヒーのいれ方V」 村山由佳


彼女の朝.jpgおいしいコーヒーのいれ方シリーズの第三弾です。やっと手に入れて読めました。相変わらずの勝利とかれんの恋愛のペースにいらいらしながらも少しづつだけれど確実に進んでいく二人の関係にうれしくなります。1作目でつきあい始めてキスまでしたのに、3作目になってようやくふたりっきりで一晩すごすなんておそすぎるわ!この間約1年・・・。よくもまぁここまで我慢できたものだと。まぁここでもうまくコトは運ばないんだけれどね。勝利がんばれ!

二人の純情さというか異性に対する畏れ、とまどい、尻込みは今の人たちにはないんだろうなぁと思いつつ、この本は若い人向けの雑誌かなんかに連載されていたんじゃなかったかしら、とそのときの読者がおどろきやらとまどいを感じている様を想像するのも面白かったです。

自分にもこんなふうにおそるおそる恋愛してた時期があったはずだなぁなんて思い返しながらね。でも焦ってた気もして、勝利がベッドの上でかれんを押し倒したときに彼女がかすかに震えているのに気がつくシーンがあるのだけれど、自分のときはまったく気がつけなかったというか、そんなことを気にする余裕は自分にはなかったなあとちょっと反省です。いまさらですけれどね。

というわけで、二人の遅々とした恋愛の進み具合にいらいらしながらも、純情さには腹が立つほどうらやましかったのです。



posted by kbb at 19:35 | Comment(0) | TrackBack(2) | 村山由佳

2005年11月02日

もう一度デジャ・ヴ-村山由佳

「もう一度デジャ・ヴ」 村山由佳

もう一度デジャ・ヴ.jpg最近村山由佳にはまっております。だいぶ前に買っておいたのですが、なぜか読み終わった本を入れる本棚に入っていて見逃していました。村山由佳の作品は読みやすくていいですね。すぐに読み終われるのもいい感じです。

ストーリーは簡単なのもので、現在の自分と前世の自分がリンクして交互に描かれ、それぞれの周りの人物もリンクしていて、生まれ変わりが強調してあります。生まれ変わっても結ばれる人とは結ばれるし結ばれない人とは結ばれないって、なんだか安心して読めるストーリーですね。舞台が学校で、前世のその人の役割を演じる人はあの人しかいないだろってことで最後の結末は予想できてしまって楽しめなかったのが残念です。



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2005年10月15日

きみのためにできること-村山由佳

「きみのためにできること」 村山由佳

きみのためにできること.jpgこの作品は「おいしいコーヒーのいれ方」の続きを買いに言ったのに売って無くて変わりに買ってきた本です。
読み始めは残念に思い、あんまり身が入らなかったのですが読んでいく内に引きずり込まれてしまいました。


彼女に「私と仕事とどっちが大切なの?」ってきかれたことありますか?これにつづくよくある答えは「そんなこと聞くなよ」や「そんなこと決められるわけないだろ」やらそんなのだと思いますけど、これって本当に男にとっては答えられない質問なんですよね。そんなこと聞く女はメンドクサイとかよく言いますけど、この言葉の答えを用意できない、どっちつかずでしかいられない、そんな優柔不断、ズルイのが男だと思います。だから、ホントは男の方が汚いのだと思うけど、そんな質問をする女の方を悪者にしてしまう社会があるのですね。


この作品の主人公の彼女もこの質問を一生懸命しないように、彼を困らせないようにしているかわいい女の子です。この作品を読みながらことあるごとに、「なんだこの情けない男は!」「 おまえずるいぞ!」となんど声に出して言ってしまったことでしょうか。

今まで読んだ村山由佳の作品の彼が男にとっても女にとっても「完璧」だったこともあり、彼のずるさが目に付いていたのでしょう。やはりこの作品の中の女性陣は完璧できした。彼女にしても、もう一人の彼女にしても、それはそれは完璧で目の前にいたら、と何回も思ってしまいました。

にもかかわらず、やはり村山由佳の作品の彼には感情移入できませんでした。村上春樹にしろ、原田宗典にしろ、どこかしらに「彼」に共感できる部分はあるのですが、村山由佳の作品だけは感情移入できないのです。でもなぜか彼女の作品をまた読んでしまうと思います。きっとストーリーがおもしろくて、登場人物それぞれの心の揺れを表現するのがうまいのでしょうね。最後の最後で涙すら浮かべて読んでしまいましたもの。

前にどこかで読んで印象に残っているのですがそれは、「小説や映画では主人公と彼女が飛行機のテラップを登るところで終わりでよいけれど、現実はそうは行かないのよ。海外逃亡してしまったら、私たち二人はどうなるの?それから生活していかなければならないのよ」といった内容の女の子のセリフです。この作品の終わり方もまさに「小説や映画の終わり方」そのもので、彼と彼女のこの先を思うといろいろと心配してしまうのですが、小説や映画だからこそこの終わり方でもいいんだなって思ってしまいました。これの影響か自分の引っ込み思案の性格かはわからないけれど、その先の事を想って女の子とのデートに失敗してしまったことも何回もあるのですが、現実では常にその先のことを考えてしまうものですものね。フィクションの世界でぐらい、なんにも考えずに一歩の跳躍すべてを集約してもいいかもしれないですね。

この作品の中では電子メールが結構重要な役割を演じるのですが、最後の方で電子メールや手紙よりも、実際に会うことの重要性について描かれる場面がでてきます。僕もこれは前から思っていたのですが、人間の技術の進歩により遠くにいる人への伝達手段が飛躍的に革新されてきています。昔の人なら何日かけてでも自分の足や馬に乗って伝えにいったものでしょ。それが飛脚の登場により手紙に取って代わられ、電話の登場で瞬間的に伝達する手段を手に入れた。その後の電子メールの登場であっというまに、間に中間物としての人間を排除した形で人に伝える手段を手に入れた。伝達手段がどんどん便利に瞬間的になるにつれて、それにかけるコストもかからなくなってきた。しかし、それに比例するかたちでその言葉もどんどん安くなっていってるのではないかと心配になってしまいます。誰かになにかを伝えるのにはやはり実際に会って目と目を見ながら話すのが一番誤解がなく伝わるのではないかと思います。そんな風に思ってる自分がブログをつかって考えを発信しているのも面白いことなんですけどね。やっぱり便利さにはかなわないのかな。でも自分が大切なだれかになにかをつたえるのはやはり実際に会ってしたいですね。

この作品は、読み終わって解説を読んで知ったのですが、映画化もされているようですね。今週末にでもビデオを借りてきてみてみようと思います。



posted by kbb at 11:22 | Comment(0) | TrackBack(3) | 村山由佳

2005年10月12日

僕らの夏 おいしいコーヒーのいれ方(2)-村山由佳

「おいしいコーヒーのいれ方U 僕らの夏」 村山由佳


僕らの夏.jpg韓国記は少々お休みでまずは読んだ本の感想を


これはコーヒーのいれ方というシリーズの二作目です。一作目は「キスまでの距離」という作品です。

読み終わっての感想は、「こんな完璧すぎる女の子を作り出すなんてひどいいいいい!!!」
というものでした。ちょっとした心からの叫びをしてしまいましたすいません・・・

というわけで、完璧な女の子と完璧な男のいとこ同士が、実は血がまったくつながっていなかったり、親同士の都合で同居することになり、くっついては離れてを繰り返す、よくある連ドラの脚本のようなお話です。

そんなシチュエーションありえない!っていうのが一作目を読んだ感想でしたが、話しの展開が早いのと、文章が読みやすいので、ついつい手にとってしまって気付いたら一晩で読み終わっていました。

村山由佳の作品は他にも「天使の卵」を読んだのですが、この作品と共通していることは、年下の男が自分の年を気にしすぎるあまり、年上の彼女や世間に対してうしろめたさを感じてしまうことです。

僕はそういううしろめたさはまったく感じないのでこれらの作品の彼に感情移入することはできないのですが、世間の普通の人はそういうものなんでしょうかね?それとも女の人は年下の彼に対してそういう気持ちを抱くものなんでしょうかね?ぜひ聞いてみたいものです。

というわけで、また続きを読んでしまいたくなるのが続き物のずるいところですね。ついつい先を知りたくなってしまうのは女の子とつきあっている時と同じことのようです。



posted by kbb at 16:51 | Comment(0) | TrackBack(1) | 村山由佳

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