先日、7ヶ月の妊婦さんとデートする機会がありました。妊婦とデートってのもちょっとおかしな言い方だけど・・・。彼女におなかを触らせてもらったのですけど、そのときの彼女がおなかを突き出す感じで、生命の存在感を見せつけてくれました。そのときの彼女のはにかんだような、うれしいようなそういった感情がないまぜになった笑顔が素敵でしたね。きっと女性にとって子供ってそういう存在なんでしょうね。さてさて、なんだか定期的に清水義範を読んでいる気がしますね。時間がぽっかりあいたときに気軽に手にとれる安心感があるんですよね。今日のは「博士の異常な発明」です。9編の短編が収録されています。一つ目の"史上最大の発明"が本全体の導入って感じで新聞記者が人類最高の発明について話し合っていて、そこからSF作家による発明品の話しになって、そのSF作家の発明品を清水義範がそれぞれの短編で描いているって感じですね。史上最高の発明は前に記事で書いたのですけど清水義範はこのネタが結構好きなんですね。
その発明は、プラスチックを食べるバクテリアであったり、キメラ生物であったり、透明人間になる薬であったり、不老不死であったりするわけですけどそれぞれが問題点があったり、社会のありかたと合わなかったりでうまく皮肉が効いていてなかなか楽しかったです。
"文明崩壊の日"という短編では、町の発明家がプラスチックを食べるバクテリアを発見するのですけど、それを企業が買い取って大繁殖させるのですけど、土壌でしか生息できないと思われていたそのバクテリアが空気中でも増殖できることがわかって大パニックってお話です。現代の生活で、プラスチック、ゴムがなくなったらどうなるかってことが想像させられてちょっとこわくなってしまいました。
"野良愛慕異聞"という短編は犬型ロボットが野良犬になって、進化したらどうなるみたいなお話で、自力で充電するようになって、って感じのお話でした。ロボットになっても、ペットを捨ててしまうっていう感じのお話で、途中で石を投げつけられるロボットのところとかちょっと悲しくなってしまいましたね。
"鼎談(ていだん) 日本遺跡考古学の世界"では一万年後の考古学者が現代の日本の遺跡を発見していろいろと推測していくっていうお話なんですけど、都庁舎の巨大さやコンビニの存在などをおもいっきり皮肉っていて、声をだして笑ってしまいましたよ。
まぁそうやっていろいろと発明品やら発見なんかが描かれているのですけど、人間が生み出すもので一番最高のものはやっぱり子供なんだろうなって妊婦さんの笑顔を見ながら思ってしまいました。一番可能性を秘めているものですしね。なんだかお後がよろしいようで。











