沢尻エリカってかわいいですね。映画「シュガー&スパイス 風味絶佳」をテレビでやっていました。動いている彼女、演じている彼女、映画の中の彼女をはじめてみましたけど、以前連日ワイドショーで流されていた舞台の上の彼女とは大違いでした。当時はあれも演技のうちだったんだろうなぁ、って思いましたけどね。なんて、タイミングがいいんだろう、って思うときに映画をやっていました。本「風味絶佳」を手にとってさて読むか、なんて思ったときにテレビで映画が始まり、思わずおお、なんて声をだしてしましました。キャラメルの箱のような印象的な装丁の本で裏の成分栄養表まで丁寧に作られています。原材料は山田詠美、紙、のりなどで、元手はあんまりかかっていないようです。そんな本を横において、映画をみていました。夏木マリ演じるグランマが素敵だなぁなんて思って、沢尻エリカかわいい、なんてつぶやきながら。
映画がおわってすぐに本をよみはじめました。映画と原作をたてつづけにみるっていうのが初めてだったんですけど、なかなかおもしろい体験でしたね。このセリフがあれで、この情景があれだなぁって思ってみたり、このセリフは乃里子が言ってたけど、原作では志郎のセリフになっているとか、って楽しんでました。
映画を観ながらおもいつき、原作を読んで確信したんですけど、グランマって山田詠美そのものだったんじゃないかしらってね。なんか山田詠美ってこういうことを飲みながら言っている気がしました。あまり根拠はないんですけどね。
装丁のキャラメルは"風味絶佳"を読めばその理由がわかるんですけど、全部で6つの短篇がはいっています。どの作品でも、とび職やゴミ収集の職員、水道設備屋さんなどどれも体を使う職業、いわゆる肉体労働の男性が登場します。彼らの視点から描かれている作品もあれば、彼らに恋する女性、彼らの妻などが主人公の作品もあります。
僕はこの6つの作品の中では"風味絶佳"はそこまでおもしろいとは思わなかったんですけど、これだけ映画化されているのはどうしてなんでしょうかね。
一番好きだったのは"海の庭"だったなぁ。両親が離婚することになり、別居のために呼んだ引っ越し屋さんはお母さんの幼なじみだったところから物語がはじまるんですけど。二人の初恋の模様から、中年の恋に発展する情景が素敵だったなぁ。これと比べたら自分が初恋と呼んでいたものなど、ただのおままごとだなぁなんて思っちゃいました。
この本を読んでいたらキャラメルが食べたくなっちゃいました。脳を働かせるためにも飲み会の前に駅の売店で買ってこようと。



